新庄監督には嬉しい悩み? 若手台頭、レギュラー争い激化…「投打かみ合えばAクラス」の期待も

J-CASTニュース

   新庄剛志監督就任2年目の日本ハムで、内外野のレギュラー争いが激化している。

  • 新庄剛志監督(写真:アフロ)

    新庄剛志監督(写真:アフロ)

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「新庄監督も起用法に迷うでしょう」

   2023年2月19日の練習試合・楽天戦(名護)では、8回まで16安打と打線が爆発して8-4と逆転勝利。投打の二刀流で注目度が高い矢沢宏太が「2番・指名打者」でスタメン出場し、4回に右前適時打を放つなど3打数3安打1打点と活躍すると、その矢沢と途中交代で出場したドラフト3位・加藤豪将も8回に右越え二塁打を放つなど、2打数2安打とバットが振れている。さらに、2軍キャンプスタートなったプロ2年目の水野達稀も途中出場で、7回に左中間へ適時三塁打を放つと、8回は右中間へ2ランと猛アピールした。

   スポーツ紙記者は「若い力の活躍が目立ちます。二遊間は加藤、水野に加えてドラフト5位の奈良間大己もスケールの大きいプレーで首脳陣の評価を高めている。レギュラー格のアルカンタラ、上川畑大悟、石井一成も状態が良いので新庄監督も起用法に迷うでしょう。嬉しい悩みだと思います。外野も昨季首位打者に輝いた松本剛をのぞいた残り2枠は競争です。2ケタ本塁打をマークした今川優馬、万波中正、驚異的な足の速さで新庄監督の期待は大きいが昨年は故障に泣いた五十幡亮汰、さらに浅間大基も打撃好調です。矢沢が定位置争いに参戦することで、さらに争いが激しくなる。投手は救援陣を整備すれば、先発の頭数はそろっています。投打がかみ合えば、優勝は厳しいですがAクラスは十分狙える」と期待を込める。

   昨年は9年ぶりの最下位に低迷したが、若返りを図る時期で育成に重点を置く起用法だった。支配化登録の日本人選手全員が1軍出場のチャンスを与えられたが、今年は違う。勝利にこだわったシーズンで逆襲なるか。

(中町顕吾)

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