電球のソケットに取り付けて、自宅内の隅々まで電波を行き渡らせられるBluetooth中継器がKickstarterで資金を募集中だ。
「Peaty」と名付けられたドイツ発のこの製品は、口金がE26もしくはE27規格のソケットに取り付け、自宅内でBluetoothが届きにくいエリアまで電波を届かせられる拡張デバイス。最近はスマホを使ってBluetoothでコントロールするデバイスが増えているが、Bluetoothの電波の到達距離は限られている。そこで本製品を使えば、電波を自宅内の隅々まで行き渡らせることが可能というわけだ。Peatyを取り付けると電球が使えなくなるわけではなく、Peaty自体にも電球用のソケットを装備。ソケットと電球の間にPeatyを取り付けられる構造としていることで、既存の照明設備に改変を加えずに済むのがセールスポイントだ。単価も日本円で1万円以下に抑えられている。Kickstarterではまだ登場したばかりのせいか、それとも単価が安すぎるせいか、目標額の1％をようやくクリアしたところだが、締め切りまでは1カ月近く残されている。どちかというとBluetoothよりもWi-Fiのほうがニーズがあったのではという気もしなくはないが、今後の成り行きに注目だ。
