以前にテレワーク用にカスタマイズしてから、Googleカレンダーがかなり便利に使えるようになった。特に、サイボウズOfficeと同期させたことで、仕事もオフの予定もすべてGoogleカレンダーでまとめて確認できるようになったので助かっている。
……この記事を書いている時点で、東京都でまん延防止等重点措置が解除されてから256日が過ぎた。
私が勤めている新宿にある中小企業では現在、各スタッフが可能な範囲でリモートによる業務を行っている。その中で、今回はiCalendar形式を利用した予定の同期について、スマホアプリの挙動を見直してみた。
11月28日(月):Googleカレンダーに最新の予定が反映されない
今日は午後から打合せのために外出することに。最寄り駅についたところで、Googleカレンダーを表示。予定に登録しておいた訪問先の会社の住所を確認しようとしたのだが、詳細画面を開いても情報が載っていなかった。どうやら、サイボウズOfficeに追加で登録した情報が、まだ「Googleカレンダー」アプリに反映されていなかったらしい。
結局、この日はサイボウズの公式アプリ「サイボウズ KUNAI」を利用して、サイボウズOfficeに登録した予定を直接確認することにした。Googleカレンダーは現状、サイボウズOffice から発行されたiCalendar形式のURLを利用して同期しているのだが……。サイボウズOfficeの公式サイトによると、更新は1日に1回程度しか行われないらしい。体感上はもう少し多いペースで実行されているようだが、数時間経っても情報が更新されていないこともあるので困ったものだ。
11月29日(火):iPhoneのカレンダーアプリにiCal同期を登録
あれから色々と調べてみたが、iCalendar形式のURLを利用しての同期については、iPhone標準の「カレンダー」アプリも対応しているらしい。さっそく、iPhoneの「設定」から、「カレンダー」の新規アカウント登録画面を表示。「照会するカレンダーを追加」からiCalendar形式のURLを入力したところ、「カレンダー」アプリにサイボウズOfficeで登録した予定が表示されるようになった。
なお、この「カレンダー」アプリでは、Googleカレンダーで登録した予定も参照できるので、両者に登録した予定をまとめて表示することができた。Googleカレンダーよりも同期がスムーズなようなら、乗り換えを検討してみても良いかもしれない。
ちなみに、iPhoneの「カレンダー」アプリに登録した予定は、iCloudで管理されている。iCloudの公式サイトでは、この予定を「カレンダー」画面で確認できるので、「サイボウズOfficeの予定が、ブラウザ上からiCloudのカレンダーでも確認できるようになるか?」と一瞬思ったのだが……。どうやら「カレンダー」アプリで照会しているカレンダーの予定が、iCloudに登録されることはないらしい。残念。
11月30日(水):「カレンダー」アプリなら15分以内に自動で同期
昨日、iPhoneの「カレンダー」アプリをサイボウズOfficeと同期させた後で、“ブラウザ上からサイボウズOfficeに登録した予定が、どれだけ早く反映されるか?”を検証してみたところ、以下のような結果となった。
- サイボウズ KUNAI:即時反映されるが、自動更新の設定を行う必要あり
- Googleカレンダー:1日に1回のペースでしか反映されない
- iPhone「カレンダー」アプリ:変更内容が最長でも15分以内に自動で反映される
「Googleカレンダー」アプリでは1日1回しか行われない更新が、「カレンダー」アプリではすぐ行われていることには驚かされた。設定画面を確認すると、15分ごとに更新情報を自動取得するように初期設定されていたので、「Googleカレンダー」アプリのように更新待ちでイライラさせられることはなさそうだ。