2022年10月に価格変更を実施した影響か、最近あまりいい話を聞かないスシロー。個人的には「そこまで責める必要ある?」という事案も多かったが、いくつかの不祥事も影響しているのだろう。かつての勢いが失われつつある感は否めない。だがしかし……。
つい先日スシローに出かけたときのこと。さほど期待せずに食べた「光り物」があまりにもウマすぎるではないか。ちょっとウマいとか、いつもよりウマいってレベルじゃねえ……! ここまで来るともはや「覚醒している」と申し上げて差し支えあるまい。
・キャンペーン激減
ちょっと前では週1ペースでキャンペーンを開催していたスシローであるが「おとり広告」の件で慎重になったせいか、最近では「特になし」「通常営業ス」みたいな期間がまあまあ多い。アグレッシブな姿勢こそスシローの真骨頂──。頑張ってくれよ、スシロー。
それはさておき、2022年11月30日の時点でスシローでは「かに祭」を開催している。毎年恒例のイベントで「生本ずわい蟹」あたりが目玉のようだが、ハッキリ言っていまスシローでカニを食べている場合ではない。
いまスシローで食べるべきはズバリ、光り物。さらに言えば「小肌」と「塩〆いわし」、もっともっと言うならば「小肌」である。そう、いまスシローの小肌が人知れず覚醒の兆しを見せているのだ。
・小肌をなめるな
おそらく多くの方が「小肌なの?」とお感じになるハズだが、いまスシローで小肌を食べたらきっと「確かに……」と納得するハズ。それほど小肌のコンディションは最高なのである。
いつもは「ちょっと酸っぱいだけの青魚」になってしまいがちな小肌であるが、現在進行形の小肌は身も柔らかく、酸味もほどほど。何より “小肌自身の美味しさ” が際立っている。もちろんほどよく脂もあり、黄色皿の中では断トツのクオリティではなかろうか?
また「塩〆いわし」も高いレベルで相変わらずのウマさをキープしており、小肌とローテーションを組むなら「塩〆いわし」一択。「一晩寝かせた金華さば」も悪くなかったが、「絶頂期のウマさには達していない」という印象だ。
さらに4種類あった光り物のうち、最後の光り物「あじ」に関しては「旬を過ぎている」と言わざるを得ない。身の厚さをキープしているのは流石だが、あじ自体の旨味が薄い。以上のことからいまのスシローでは「小肌」と「塩〆いわし」でローテーションを組むのが最強のハズだ。
・小肌革命
……が。それにしても小肌がウマい……いや、ウマすぎる。結果的に記者は……
小肌を食べ続けた。
もともと光り物が好きではあるが、まさかスシローで小肌を食べ続ける日が来ようとは。これほどのウマさならば自信を持って「スシローの小肌が覚醒している」、ひいては「スシローの光り物が覚醒している」と断言しよう。
おそらく読者の中の方の中には「しばらくスシローに行っていない」という方もいらっしゃるハズ。スシローに行くならば、まさに今──。なぜなら小肌が……これ以上言わなくてもわかるよな?