上下ボタンも間違えたりするが今回は除外。
エレベーターの操作が苦手だ。開くボタンと閉じるボタン、どっちがどっちか判らない。焦ると更に判らなくなってしまう。
特に、誰かが乗り込んでくる瞬間が危険だ。迷ってるうちにドアが閉まり始めてしまう。あわてて間違え、閉じるボタンを押してしまう。結果、僕はとんでもなく嫌なヤツになってしまうのだ。
そんな僕だが、最近友人から必勝法を授かった。目から鱗がボロボロ落ちた。今回は、エレベーターの開くボタンと閉じるボタンについてです。
※2007年4月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。
■開くボタンは大抵左側なんだという
友人曰く、エレベーターの開閉ボタンは横並びが多く、そのほとんどの場合で左が開くボタンだというのだ。すると当然、閉じるボタンは右だ。
「えー!全然気付いてなかったー!!」
今まで僕は開くボタンを押したい時はボタンのマークや文字をよく見て、それで押すボタンを決めていた。これがまた、判りにくいんだ。「開」と「閉」は漢字が似てるし、アイコンの場合も小さくてよく見ないと判らない。
だから間違えやすくて何度も人をエレベーターに食わせてしまったのだ。
その話を聞いて以降、乗るエレベーターのボタンを片っ端から撮影してきた。では本当なのか写真を見ながら検証していこう。
■どんどん見ていこう
左だ。開くボタンは左に付いている。色は緑色。つい押したくなってしまう色だ。
どんどんいこう。
やはり左だ。話は本当だったのか。
今のところ100%左だ。
一つ一つ見ていったら超大作になってしまう。一気に見てしまおう。
■4枚ずつまとめてみました。一気にご覧ください。
ココまでの写真をまとめて一気に!!
※似たようなボタンもありますが、違う場所のエレベーターです。
■とにかく、開くボタンは100%左側にあった
■本当に開くボタンはみんな左側だった
乗るエレベーター乗るエレベーター、見事にみんな左側が「開く」になっていた。撮影を続けるうちに、迷うことなく開くボタンを押している自分に気付いた。迷わず左を押してもちゃんと開くボタンが僕の指を待っていてくれるのだ。なんだろう、この安心感。
しかし闇雲に安心だけしていてはいけない。本当に開くボタンが左なのか、メーカーに聞いてみよう。たまたま左なのか、それとも規格で決まっているのか?
■というわけで、三菱電機に電話してみた
写真を撮っていて気付いたのだが、ほとんどのエレベーターが三菱電機製だった。流石シェアナンバーワン。撮った写真で調べたら50%が三菱電機製だ。だから三菱電機に電話をして聞いた。
「エレベーターの開閉ボタンですが、左右の並びは決まってますか?」
「いえ、特に決まっておりません。規格もございません。社団法人日本エレベータ協会の標準という物がありまして、階数を指定するボタンの下に開閉ボタンを付けるというものはありますが、開閉ボタンの左右は決まっていません。」
「ではメーカー各社が独自で決めている?」
「そういう事になります。各社使いやすい形を考えた結果、同じような並びになったのかも知れません。」
「なるほど。たまたまみんな使いやすい方向で考えたら同じになったと。では、ボタンの文字や記号、色にも規定はないわけですね?最近緑色の開くボタンをよく見ますが。」
「はい。色も形もデザインも、特に規定はございません。見やすさと使いやすさを考えて作っています。開くボタンが緑色になっているのも見やすさを考えた結果です。」
お忙しいところこんなくだらないことを聞いて申し訳ありませんでした。そして、ありがとうございました。
謎はすべて解けた。インターネットで調べてもよく判らなかったが、直接聞いてみたらよく判った。電話って凄い。特に決められている訳じゃないけど使いやすさを求めたら同じようになったというのは面白い。動物の進化みたいだ。
もう迷わない
開くボタンは本当に左側についていた。今まで幾度と無くエレベーターに乗ったのに全然気付いていなかった。メーカーの努力を台無しにしていた様で申し訳ない。
ただし、規格や標準で決められているわけではないから当然左右が逆のエレベーターもあるだろう。が、今回調べた限りはそういうものは見つからなかった。三菱電機も日立も東芝もシンドラー社もOTISもみんな左が開くボタンだった。
これからは安心して、まずは左を押すという心意気で開くボタンに向かおうと思う。あー、よかった。これからは迷わずに済む。
迷わず押せよ!押せば開くさ!ありがとー!!
※たまには左で閉じるエレベーターもあると思うので一応注意して押しましょう