超有名ライターたちが集結する当サイト、ロケットニュース24。「くだらないことを真剣に」をモットーに日々おもしろいことを探し続けている我々だが、職業柄「それなりの知識はあるほう」だと自負している。
専門的な話ならばいざ知らず、少なくとも「知識」や「常識」は人並み以上に持ち合わせているのではないか? 例えば日本で最も有名なおみやげの1つ『白い恋人』を見て「白い恋人!」と即答できないライターなどいない……ハズであった。
・白い恋人ならわかるハズ
多くの人がご存じであろう超有名みやげを、抜き打ちで知っているかどうか検証する企画、それが『常識おみやげ検証』である。これまで「萩の月」「紅いもタルト」「鳩サブレー」などなど、数々の有名みやげでライターたちの知見を試してきた。
今回用意したのは北海道を……いや、日本を代表する超有名みやげ『白い恋人』である。ホワイトチョコレートをラングドシャ生地で挟んだ焼き菓子は、1976年に誕生した石屋製菓の商品。ホームページによれば『白い恋人』の名前の由来には以下のようなエピソードがあるらしい。
「あわただしい師走の街に雪がやさしく降り出していました。スキーを楽しんだ帰り、創業者が何気なく言った運命的な一言「白い恋人たちがふってきたよ」この言葉が、そのままこのお菓子の名前になって白い恋人が誕生しました」
なんともロマンティックな話ではあるまいか。日本全国にどれほどのお土産があるかは知らないが、どれだけ少なく見積もっても『白い恋人』は「TOP3に入る超有名みやげ」と申し上げていいだろう。
・目指せ、全員正解!
正直なところ、これまでの『常識おみやげ検証』の成績は決して芳しくない。超有名ライターともあろう者たちが、なんという有様なのだ。だがしかし『白い恋人』ならば全員正解も現実的にあり得る話である。
というわけで、白い恋人を使って検証開始! まずはアッサリと正解した頭脳派ライターたちを紹介したい。
GO羽鳥「白い恋人!」
和才「白い恋人です」
佐藤「白い恋人じゃないの?」
中澤「北海道で見たぞ……白い恋人?」
亀沢「白い恋人……です」
御花畑「白い恋人♪」
一目見ただけで『白い恋人』と理解したライターも少なくなく、やはりその知名度は絶大だ。中澤に関しては「試食で食べたことがあるかなぁ……くらい」であるにもかかわらず、見事に正解を導き出していた。
・4名も不正解だと……?
一方で『白い恋人』すらわかならいライターが4名も当サイトに在籍していることは、痛恨の極みと申し上げねばなるまい。以下で各自の言い訳と合わせてご覧いただこう。
原田「これはチーズですかね? うん、食べてみたらチーズっぽいな。ということは北海道……? つまりこれは……北のバターサンド」
砂子間「見たことも食べたことも無いお菓子ですね。ずいぶんと正方形だな……正方形……正方形……正方形だから……北国からの便り?」
あひるねこ「白い恋人っぽけど、チョコがハミ出てるしずいぶんと雑な作りだな……ニセの恋人? え、これが白い恋人なんですか? いやまじまじと見たこと無いでしょ、白い恋人なんて。というか、それにしても雑すぎるでしょ」
Yoshio「TikTockじゃなくて……なんだっけ? あ、ヨックモックっぽいけど違うの? 缶に入ってるヤツじゃん、コレ。動物は付かないよね? ええと……スザンヌ?」
ホワイトチョコをチーズだと感じ取る原田たかし。日本全国を渡り歩くサーカス団の一員であったにもかかわらず、白い恋人を「見たことも食べたことも無い」と断言する砂子間正貫。
まだ北海道出身のあひるねこが引っ掛け問題だと勘違いしたことは大目に見るが「TikTock → ヨックモック → スザンヌ」と答えたYoshioはヒドすぎるのではなかろうか? そのYoshioはロケットニュース24の創業者であると同時に我々のボスである──。
・仕方ないのかもしれない
こんな言い方をしたら元も子もないかもしれないが、創業者のYoshioがこうなのだから、我々に常識が無いことも無理はないハズ。また我々自身が1番「俺たちなんて超有名ライターでも何でもない」と身に染みてわかっていることを記述しておく。
というわけで、白い恋人の知名度は「60%」(サンジュン調べ)となった。白い恋人で全員正解出来ないなら、他に何のお菓子があるというのか? いずれ有名みやげが手に入ったら、抜き打ちで検証してみたい。