どうやらすき家の新商品『豚(とん)かば焼き丼』の評判がめちゃめちゃイイらしい。SNSの覗くと「こういうのでいいんだよ」「肉がとにかくやわらかい」などなど、高評価の意見が多く見受けられる。
すき家が『豚かば焼き丼』を発売することは知っていたが、まさかここまで評判がいいとは……! 遅ればせながらすき家に足を運び『豚かば焼き丼』がどれほどのものなのか確かめてみることにした。
・豚肉を蒸している
2022年10月19日から発売開始となったすき家の新商品、それが『豚かば焼き丼』である。単品価格は並盛が580円、その他にも「ねぎマヨ豚かば焼き丼(640円)」や「ねぎ旨辛ダレ豚かば焼き丼(640円)」が発売中だ。
すき家によれば「長時間蒸し上げた豚バラ肉を特製の甘ダレに漬け、炭火で丁寧に焼き上げることで、ふっくらとしたかば焼きに仕上げています」とのこと。ポイントは豚肉を蒸しているところで、単なる焼いた豚肉では無さそうな気配である。
週に数回、コンビニや飲食チェーン店の新商品をチェックしている私(P.K.サンジュン)は、当然『豚かば焼き丼』の存在を知っていた。が、華麗にスルーしていた。率直に「ここまで評判になるとは思いもしなかった」というのが正直な理由だ。
とはいえ、SNS上でかなり評判がいいことは先述の通り。「マジで?」「そんなに?」と思わずにいられないが、そこまで言うなら確かめてみるしかないだろう。
・食べて確かめよう
というわけで、すき家で『豚かば焼き丼』をオーダー。初回なのでマヨやネギのアレンジは加えず、シンプルな『豚かば焼き丼』にした。注文からおよそ3分で『豚かば焼き丼』の到着だ。
丼には大ぶりの豚肉が2枚乗っており、それぞれたっぷりのタレがかかっている。肉の厚みは7~8ミリといったところだが、スッと箸で切れるほど柔らかい。で、実際のお味はというと……
「なるほどね」
……といったところだろうか? 確かに肉は柔らかく、甘めのタレとご飯の相性は抜群だ。豚肉であるにもかかわらず、うなぎに似たねっとりとした食感を演出したすき家の企業努力は見事である。
・ハムみたい
一方で炭火の風味がそうさせているのか “ハムのような風味” をそれなりに強く感じた。その風味自体は全く悪くないのだが「あれ……俺はいま何を食べているんだっけ?」と迷いが生じつつ、ハムっぽいの風味から “子供っぽい味” という印象を受けざるを得なかった。
個人的には実際に『豚かば焼き丼』を食べてからも「そこまでかねえ?」という感じであるが、確かに過去に無かった味であることは間違いない。特に豚肉のやわらかさは特筆に値すると申し上げていいだろう。
とにもかくにも、すき家の『豚かば焼き丼』がかなり好評であることは紛れもない事実である。私自身にビシッと刺さりはしなかったものの、美味しい丼ではあるので興味がある人は1度試してみてはいかがだろうか?