米Googleは、Wi-Fi 6E対応のメッシュシステム「Nest Wifi Pro」を発表した。米国では10月27日発売の予定で、価格は単体が199.99ドル、2台パックが299.99ドル、3台パックが399.99ドル。現在のところ日本での発売予定は発表されていない。
Wi-Fi 6Eは、Wi-Fi 6ことIEEE 802.11axの周波数帯域を増やし、従来の2.4GHz帯と5GHz帯に加え、6GHz帯を新たに利用可能にしたもの。2.4GHz帯はもちろん、5GHz帯を用いたSSIDも増えて混雑してきているが、6GHz帯では、現状そうした問題を回避できる。
Nest Wifi ProはWi-Fi 6Eに対応したメッシュシステム。1台あたり最大2200㎡をカバーできる。全帯域を合計した最大通信速度は5.4Gbps。デュアルコア64ビットARM CPUおよびメモリ1GBを搭載し、背面には2つのギガビット対応有線LANポートを備える。
設定は「Google Home」アプリで簡単に行える。セキュリティ面ではWPA3に対応するほか、ペアレンタルコントロールやコンテンツブロック、ゲストネットワークが利用できる。
光沢のある卵や繭を思わせる外観のデザインは、陶器に着想を得ているという。カラーバリエーションは「Snow」「Linen」「Fog」「Lemongrass」の4種類。
スマートホーム共通規格「Matter」に対応し、Matterのハブとして対応デバイスを制御できる。また、Threadボーダールーターの機能も組み込まれており、対応機器を接続したネットワークを構築できる。
本体サイズは117×85×130mm(幅×奥行×高さ)で、重量は450g。全体の重量の60%以上のリサイクル素材を使用しているという。
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