ジョルダン株式会社は10月14日、1872年当時の鉄道営業区間の時刻・運賃で経路検索できる「乗換案内1872」を公開した。ジョルダンのホームページ、スマートフォン向けサイト「乗換案内NEXT」、Android/iOSアプリから利用できる。
1872年10月14日(旧暦9月12日)に新橋~横濱間(現在の汐留~桜木町)で日本初の鉄道が開業してから150年を迎えたことを記念し、「もし鉄道開業時に乗換案内があったら」とのコンセプトで企画したもの。具体的には、当時の鉄道営業区間(新橋~横浜間)の経路検索に対応しており、当時実際に使用された時刻表に基づいて案内する。運賃は「当時の価格」と「現在の価値に換算した目安の価格」を併記しているため、「150年前の鉄道の価格感を味わうことができる」としている。路線図も表示される。
なお、時刻の表記は鉄道開業当初、江戸時代からの時刻表記と区別するために「時」ではなく「字」と表記していたという。「乗換案内1872」もこれに合わせ、検索フォームの時刻を「字」と表記している。
このほかジョルダンでは、「乗換案内」のAndroid/iOSアプリにおいて、鉄道開業150周年の記念テーマを10月11日より提供している。「鉄道のはじまりを思わせる蒸気機関車(SL)をイメージしたクラシックなデザインに、鉄道150年のあゆみをオリジナルイラストで表現した」という。10月17日までの期間は季節テーマとして、原則、全てのユーザーの画面に適用され、同期間終了後は当面の間、着せ替え用テーマとして配信する、