東京国際映画祭事務局が2022年10月12日、プレス(メディア)登録時の入力フォームで「男性」「女性」の2つから選択させていた仕様について、配慮不足だったと謝罪した。13日までにフォームは改修され、「その他」の項目が追加された。
「こちらの配慮不足であったこと深くお詫び申し上げます」
東京国際映画祭は今年で第35回を迎え、10月24日~11月2日にかけて東京で開催される。問題となっていたのは、プレス登録ページの「性別」欄だ。「男性」と「女性」の2つからどちらかにチェックする仕様となっていたことに対し、疑問視する投稿が複数あがっていた。
一般社団法人Japanese Film Projectは10日、東京国際映画祭の公式ツイッターアカウントに対し「東京国際映画祭のプレス登録ページに、なぜ男性・女性しか選択肢がないのでしょうか?LGBTQへの配慮はないのでしょうか? 変更のご検討よろしくお願いいたします」と投稿している。
指摘を受け、東京国際映画祭事務局は12日、公式サイトに「プレス登録フォームの性別項目に関しまして」とのお知らせを発表。「この度はツイッター上で、東京国際映画祭のプレス登録の際に性別が『男性』と『女性』の二択しか用意されていないことへのご指摘を頂きましたことに関しまして、こちらの配慮不足であったこと深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
続けて「こちらに関しまして、ただちにシステムを改修し、今後は『男性』『女性』の他に『その他』という選択肢を追加させて頂くこととしました」とし、13日正午に改修が終了することを報告。「この度は貴重なご指摘に感謝しつつ、こちらの不手際を深く反省し、今後このようなことが起こらないように改めてこちらの体制も見直してまいりますので、よろしくお願い致します」としている。同様の謝罪文は同日、ツイッターにも投稿されている。
13日15時までに、性別欄には「その他」のチェック項目が確認できるようになっている。