任天堂、「カスハラ」締め出しへ…修理サービスの規定追加 消費者から歓迎の声、狙いを聞く

J-CASTニュース

   任天堂は2022年10月12日、修理サービスの利用規定を改定し、新たな項目「カスタマーハラスメントについて」を追加すると発表した。

   客が企業に理不尽な要求をする”カスハラ”は社会問題となっており、厚生労働省が2月に対策マニュアルを作成したほどだ。同社は取材に「お問い合わせ対応の現場においても、お客さまに笑顔になっていただくために、働く従業員も笑顔でいるためのルール作りが必要と考えました」と背景を明かす。

  • 任天堂ツイッターより

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  • 任天堂ウェブサイトより

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カスハラには毅然とした対応

   任天堂の新たな規定では、カスハラ対策を新たに盛り込んだ。

   同社製品のアフターサービスを客が希望した際、「ご要望を実現するための手段として、社会通念上相当な範囲を超える行為を行うことはご遠慮ください」と明記した。

   該当行為として、次の7つを例示している。

・威迫・脅迫・威嚇行為
・侮辱、人格を否定する発言
・プライバシー侵害行為
・保証の範囲を超えた無償修理の要求など、社会通念上過剰なサービス提供の要求
・合理的理由のない当社への謝罪要求や当社関係者への処罰の要求
・同じ要望やクレームの過剰な繰り返し等による長時間の拘束行為
・SNSやインターネット上での誹謗中傷

   カスハラ被害があった場合、製品の交換や修理に応じないケースもあるとし、悪質な客には警察や弁護士に相談のうえ、「適切な対処をさせていただきます」とけん制した。

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