International Data Corporation(IDC)は10日(米国時間)、2022年第3四半期の全世界PC出荷台数に関する調査結果の速報値を公開した。
これによると、全世界における2022年第3四半期のPC出荷台数は7,425万台で、前年同期の8,732万台と比べて15%減となった。前年同期比で大きく減少している一方で、Windows 7サポート終了にともなう買い替え需要のあったパンデミック以前と比べると、大きく上回っている。
メーカー別シェアで見ると、1位がLenovoで1,688万台/シェア22.7%(前年同期比16.1%減)、2位がHPで1,271万台/17.1%(同27.8%減)、3位がDellで1,196万台/16.1%(同21.2%減)、4位がAppleで1,006万台/13.5%(同40.2%増)、5位がASUSで554万台/7.5%(同7.8%減)となった。
同社では、消費者需要の落ち込みは各社によるプロモーションによって和らぎ、チャネル在庫全体的に減少したものの、依然として低調なままになっていると分析。また、平均販売価格については2022年第1四半期まで5四半期連続で上昇していたが、2022年第2四半期に需要の鈍化などにより反転しており、市場の縮小を示しているとしている。
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