AMD、99ドルからのRyzen 3など低価格帯を拡充。300番台チップセットも5000シリーズ公式サポートへ

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Ryzen 5000シリーズの追加モデル

 米AMDは、Ryzenの低価格帯モデルを充実させ、99ドルからのRyzen 3 4100など6モデルを4月4日に発売する。

 AMDは2021年後半より市場シェアを落としているが、これは主力となるメインストリームや下位モデルが用意されていなかったという指摘がある。今回の製品投入でシェア挽回を狙う目的があるとみられる。

 今回投入されるモデルは、Zen 3アーキテクチャをベースとした「5000」シリーズと、Zen 2アーキテクチャをベースとした「4000」シリーズの2種類に分かれている点は注意を要する。また、このうちGPUを内包しているのは「Ryzen 5 4600G」のみで、そのほかのCPUについては別途ビデオカードが必要。

 「Ryzen 7 5700X」は299ドルで、コア/スレッド数は8/16、ベースクロックは3.4GHz、ブーストクロックは4.6GHz。合計キャッシュ容量は36MBで、対応PCI Express(PCIe)は4.0。

 「Ryzen 5 5600」は199ドルで、コア/スレッド数は6/12、ベースクロックは3.5GHz、ブーストクロックは4.4GHz。合計キャッシュ容量は35MBで、PCIeは4.0。

 「Ryzen 5 5500」は159ドルで、コア/スレッド数は6/12、ベースクロックは3.6GHz、ブーストクロックは4.2GHz。合計キャッシュ容量は19MBで、PCIeは3.0。

Ryzen 4000シリーズの追加モデル

 「Ryzen 5 4600G」は154ドルで、コア/スレッド数は6/12、ベースクロックは3.7GHz、ブーストクロックは4.2GHz。合計キャッシュ容量は11MBで、PCIeは3.0。

 「Ryzen 5 4500」は129ドルで、コア/スレッド数は6/12、ベースクロックは3.6GHz、ブーストクロックは4.1GHz。合計キャッシュ容量は11MBで、PCIeは3.0。

 「Ryzen 3 4100G」は99ドルで、コア/スレッド数は4/8、ベースクロックは3.8GHz、ブーストクロックは4GHz。合計キャッシュ容量は6MBで、PCIeは3.0。

 TDPは共通で65Wで、Ryzen 7 5700Xを除く5モデルにWraith Stealthクーラーが付属する。

 また、今回から公式でAMD 300シリーズチップセット(X370/B350/A320)においてもRyzen 5000シリーズのサポート行なうとした。一部マザーボードではベータ版BIOSを4月より配布開始する。

300シリーズチップセットでもRyzen 5000対応へ

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