「ひとりぼっち惑星」で約6年ぶりにメッセージを受信してみたらエモすぎた / 2016年に話題になったメッセージボトルみたいなゲーム

ロケットニュース24

2016年にリリースされ、大きな話題になった「ひとりぼっち惑星」。

どこかの誰かが書いたメッセージを受け取ったり、どこかの誰かに向けてメッセージを送ったりすることができるメッセージボトルのようなゲームだ。

当時はサーバーがダウンしてしまうほどたくさんの人がプレイしていたけれど、ブームが過ぎて久しい現在も誰かがメッセージをやり取りしているんだろうか。

気になって久しぶりに覗きに行ってみたら、なんだかとってもエモい体験をしてしまったのでご報告させていただきたい。


・ひとりぼっち惑星

人がいなくなってしまった世界で、ひとりぼっちで暮らしている白い生き物。


この生き物はどこからか届く「こえ」を探すために、壊れた機械の部品を集めている。


こえを受信するために必要な14800個の部品を集め、「じゅしん」の下にある丸を長押しして部品をアンテナに提供すると……


25分のカウントダウンが始まる。これが0になると、どこかの誰かが書いたメッセージが送られてくるのだ。


こちらはブーム当時に受信したメッセージ。中にはゲームの世界観に合わせたメッセージもあったけれど、基本的にはTwitterの延長線のようななんてことない呟きを多く受信したように思う。

ブームから約6年が経過した2022年では、どんなメッセージがやり取りされているんだろう? さっそく部品を集めまくって受信しまくってみた。


おぉ、元気! 私も今日も頑張ろう!!


ウワーッ、おめでとうございます!! 顔も名前も知らないけれど、幸せのおすそ分けをありがとうございます!


しゃぶしゃぶかなぁ……最期くらいは肉をいっぱい食べたい。


怖っ。メッセージ自体は短文なのに、ちょっとずつ区切ってあるのがいい演出になっている。


合計20回ほど「じゅしん」をしてみたが、こんな感じでブームが起こっていた時とそれほどメッセージの内容や雰囲気は変わらないように思えた。

ひとりぼっち惑星は一応ゲームということになっているけど、TwitterやインスタグラムのようなSNSとはまた別のツールになっているのかもしれないな。

SNSだとどうしても口にしづらいことでも、この場所でなら自分が誰かを全く明かさずに呟くことができる。

いつ届くのかも分からないしリアクションが返ってくるわけでもないけど、誰かに話を聞いてもらえるだけで少し楽になることってあるよね。


・時代超えちゃった

は~、いろんなメッセージが読めて楽しかったな~。最後にこのメッセージを読んで終わりにしよう。

そう思いながら受信したのは、「人生において幸せと不幸せは半分ずつってよく言うけれど、本当にその通りだと思う」という旨のメッセージ。実体験を交えながら「もしあなたが今辛い思いをしていても大丈夫だよ」と励ましてくれる、大変温かい文章だった。

おぉ~、なんだか心がぽかぽかしたなぁ。……あれ、一番最後に何か書いてある。


!???!??!??


平成29年!? 


本当にメッセージが日付通りに送信されていたなら、このメッセージは2017年に送信されたということになる。5年前に送信されたメッセージが今になって届くこともあるんだ……!

このゲームが長年続いているからこそ起こった出来事に、なんだかとってもエモい気持ちになったのだった。このメッセージを送った人は、令和時代の現在はどこで何をしてるのかなぁ。

画面に映るのはドットの文字だけだけど、確かにその裏にはいろんな人の人生があると感じられる不思議なゲーム「ひとりぼっち惑星」。年月を経ても、いろんな人の心の拠り所になっているのは間違いない。

参考リンク:ひとりぼっち惑星(iOS)ひとりぼっち惑星(Andoroid)
執筆:うどん粉
ScreenShot:ひとりぼっち惑星(iOS)

▼メッセージの送信画面はこんな感じ。このメッセージは実際に送信したのでいつかどこかの誰かに届くはず

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