初対面の相手と恋に落ちる「運命の出会い」を信じている人は多いはず。データサイエンティストのシャノン・ペリー氏は、自身と恋人のGoogleアカウントに記録された位置情報履歴を用いて、「2人が運命の出会いを果たすまでに何度すれ違ったか」を検証しています。
How fateful?
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ペリー氏は交際相手のダン氏と付き合い始める5年前から同じ大学に通い、同じ街に住んでいたとのこと。ペリー氏は「長年同じ地域に住んでいたのなら、付き合い始めるより前に何度もすれ違っていたはず」と考え、Googleマップに保存されている位置情報履歴を用いて、2人がすれ違っていた回数を求めることにしました。
Googleはユーザーのデータをエクスポートできる機能「Google データ エクスポート」を提供しており、Googleマップに保存されている位置情報履歴もダウンロード可能です。
位置情報履歴データの中には位置情報の精度データを含まれており、精度が「111m」「11.1m」「1.11m」「0.111m」の4段階で記録されています。ペリー氏は当初「11.1m」までの精度のデータを利用しようとしましたが、データの数が絞られすぎるため「111m」のデータまで利用することにしました。
位置情報履歴から導き出したペリー氏とダン氏が高い頻度で訪れていた位置が以下。黄色はペリー氏、赤色はダン氏、青色は両者が訪れていた場所を示しています。
そして、2人が同じ時間に近距離に接近していた瞬間を抜き出したものが以下。ペリー氏の分析の結果、ペリー氏とダン氏は33回にわたってすれ違っていたことが明らかになりました。
ペリー氏は「Googleがすべての答えを持っているわけではありませんが、それでも、私たちが出会う以前から同じ場所でコーヒーを飲んでいたことを想像するのは楽しいことです」と述べています。
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