「ウェザーニュース for Business」提供開始、法人向けにカスタマイズした気象情報を提供するアプリ 

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「ウェザーニュース for Business」の管理者向けPC版画面の例(大雨閉店判断)

 株式会社ウェザーニューズは、法人向けのお天気サービス「ウェザーニュース for Business」を開始した。顧客ごとにスマートフォンのアプリをカスタマイズすることで、必要とする気象情報の提供やプッシュ通知による配信が可能だ。利用するには30アカウント以上の契約が必要で、1アカウント月額1078円~。

 ウェザーニュース for Businessは、企業向けに気象データの活用を支援する「WxTech」にて提供。同社が一般向けに提供しているスマートフォンアプリ「ウェザーニュース」をベースにカスタマイズされる。

 従来、企業の本部と各拠点が別々に情報を収集しており、気象リスクへの対応のスピードが課題となっていたという。ウェザーニュース for Businessでは、本部と各拠点にプッシュ通知で情報が伝わることにより、本部と各拠点は気象リスクを同時に把握できるため、初動が早くなる。

 例えば、各拠点は避難情報の通知を受けた時点で閉店、毎時5mmの降雨なら雨の日に必要な商品を店頭に出す――などといったことをあらかじめ決めておくと、各拠点がプッシュ通知を受けるとすぐに行動に移せるようになる。

小売業界向けにカスタマイズしたアプリ

工事事業者向け

電力発電事業者向け

畜産事業者向け

 また、管理者向けのPC版も用意されており、雨雲レーダー&落雷、熱中症危険度、土砂災害危険度、冠水・浸水予報、大雨閉店判断、河川水位情報、大雨通行障害リスク、鉄道運行影響、停電リスク予測、雷雨発生確率、避難情報などの情報と、各拠点の位置を地図で重ねることで、気象リスクが高い場所が分かる。

雨雲レーダー&落雷

雨雲レーダー&落雷

停電リスク予測

 なお、ウェザーニュース for Businessでは、顧客・スタッフの防災・BCP対策、学校運営支援、小売向け発注支援、道路の舗装工事、発電所の管理支援、送電線管理の支援、ダム管理支援、ドローンの作業支援、家畜の熱中症対策、アスリート支援、ゴルフ場運営支援などのパッケージを用意している。

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