ヤフーは9月30日、同社が提供する「Yahoo!防災速報」(iOS/Android版)と「Yahoo!天気・災害」(ブラウザー版)の「防災タイムライン」において、地震や津波に備える機能の提供を開始したと発表した。
自宅周辺の地震や津波の想定危険度、避難先が確認できる。
地震や津波に備える機能は、防災科学技術研究所の監修で開発。地震の想定危険度は、防災科学技術研究所の「地震ハザードステーション」で公開されている「表層地盤増幅率」を使用しており、自宅周辺の地盤の揺れやすさの目安が確認できる。
津波の想定危険度は、各都道府県が公表している最大クラスの津波浸水想定区域をもとに表示し、自宅周辺の想定浸水域と浸水深を確認できる。避難先は災害の種類によって異なるため、水害や地震、津波発生時に適した避難先も確認、登録可能となっている。
水害、地震、津波の想定危険度確認画面
避難先の確認画面(地震、津波)
防災タイムラインは、災害からの逃げ遅れを防ぐことを目的とした機能。Yahoo!防災速報のガイドに従い、ユーザーの自宅や周辺環境、世帯構成などを入力することで、災害警戒時におけるそれぞれのユーザーに合った防災行動が確認可能。災害警戒時における防災行動開始のタイミングとともにプッシュ通知が届くという。
また、1月13日に地震調査委員会が公開した資料によると、南海トラフ巨大地震の発生確率は40年以内で90%程度になるという。大地震が発生する懸念が高まっているとしている。