本日10月1日は『コーヒーの日』だそうだ。滝川クリステルさん、マーク・マグワイヤさん、変わったところだと “ASIMO” の誕生日でもあるが、日本では秋冬期にコーヒーの需要が高くなることから、10月1日は『コーヒーの日』と定められている。
さて、私、P.K.サンジュンは1日2～3杯はコーヒーを飲んでいるが、そのほとんどがコンビニの「淹れたてコーヒー」だ。理由はシンプルに「美味しいから」であるが、逆に缶コーヒーが進化している可能性もあるのではないか？ 『コーヒーの日』にちなんで調べてみることにした。
・毎日コンビニコーヒー
出勤の際、コンビニで「淹れたてコーヒー」を買うのは私のルーティン。暑ければアイスコーヒー、寒ければホットコーヒー……と、気候に合わせてコーヒーを購入している。特別なこだわりはないものの「ブラック一択」が私のマイルールだ。
コンビニに「淹れたてコーヒー」が登場して以来、私自身はすっかり缶コーヒーを飲まなくなってしまった。理由は「薄い」「淹れたてコーヒーよりは美味しくない」といったところだが、特に「缶コーヒーが嫌い！」という感情も持ち合わせていない。
仮に缶コーヒーがコンビニのコーヒー並みに美味しいなら全然構わないし、持ち運びのことなどを考えるとむしろ重宝することもあるハズだ。要するに「美味しければ缶コーヒーも余裕でアリ」と考えている。
・実は進化してるのでは？
おそらく3年くらいは缶コーヒーを飲んでいないが、もしかしたら缶コーヒーも進化しているのかもしれない。実際にコンビニやスーパーでは今でも多くの缶コーヒーが並んでいるし、これはワンチャンあるのではないだろうか？
というわけで、代表的な缶コーヒーを7種類購入し「淹れたてコーヒー並みに美味しいものがあるのか？」を探してみることにした。またなるべく公平にジャッジするため、氷に注いでストローで味わってみたゾ。
ついでに味見係には当サイトのYoshioも招集。“アホの上司” として名高いYoshioであるが、実は学生時代にスターバックスでアルバイトをしていたことがある。コーヒーに関しては、鋭い意見が聞ける……ハズだ。
・検証開始
で、さっそく1つめのコーヒーから飲んでみると、全体的にはやはり「薄い」と言わざるを得ない。あえて商品名は明かさないが「え、水？」ってくらい薄々な缶コーヒーも存在した。
もちろん「何とか濃くしようとしている」「焦げた風味を演出したいんだろうな」などなど、メーカー側の努力が伝わってきた商品もある……が、やはり「淹れたてコーヒーの足元にも及ばない」というのが忌憚のない感想だ。
とはいえ、ダイドーの「世界一のバリスタ」はそれなりに濃いし、サントリーの「BOSSオールドブラック」はスタバのコールドブリューに似た風味がしたので、あえて言うなら「この2つは悪くないかも」と言ったところだろうか？
・目隠したらわからない？
何となくわかっていたことだが「缶コーヒーには限界がある」と言いかけたその時！ Yoshioから提案があった。「目隠ししてコンビニのコーヒーと飲み比べたら意外とわからないんじゃね？」と──。
なるほど、もしかしたらYoshioの言うように「最初から缶コーヒーとわかってしまっていること」で公平なジャッジが出来ていないのかもしれない。ならば目隠しをして、1番濃かった「バリスタ監修ブラック」と「淹れたてコーヒー」を比べてみようではないか。
仮に少しでも迷うことがあれば「実は缶コーヒーも結構やる」ということになるし、逆に即決なら「やはり別物」と結論付けでいいだろう。気になる結果はと言うと……
「全然違う」──。
これがグルメライター格付けチェックのお題なら「サービス問題」でしかない。濃さや苦み、香りに至る全ての要素で缶コーヒーが勝ちうる要素が見当たらなかった。現段階では「世の中に淹れたてコーヒー級に美味しい缶コーヒーは存在しない」と申し上げいいだろう。
逆に「淹れたてコーヒー級に美味しい缶コーヒー」を開発できれば、その缶コーヒーは業界の覇者となるハズだ。私のように「特に缶コーヒーがイヤってわけではない」という人も多いハズなので、チャンスといえばチャンスなのではないだろうか？ メーカーの人、ぜひ頑張ってください。
というわけで、やや残念な結果となってしまったが「それだけポテンシャルがある」と無理矢理まとめさせていただこう。しつこいようだが、缶コーヒーが嫌いなどという感情は一切ない。美味しければいつでも缶コーヒーに乗り換える所存です。
