「Intel Arc A770/A750 Limited Edition」ついに編集部に到着!写真で外観をチェック!

PC Watch

Intel Arc A770/A750 Limited Edition

 Intel純正ビデオカード「Intel Arc A770 Limited Edition」および「Intel Arc A750 Limited Edition」が、ついに10月12日にグローバルで発売される。Intelが一般小売市場向けに投入するコンシューマ向けGPUとしては、「Intel 740」以来、実に24年ぶりだ。

 製品の発売に先立ってIntelよりサンプルをお借りできた。本日到着したばかりのGPUだが、早速写真で外観をチェックしていこう。

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Intel Arc A770 Limited Edition

Intel Arc A770 Limited Edition

 上位のIntel Arc A770 Limited Editionは今回のIntel Arcシリーズのフラグシップとも言える製品。米国での価格は329ドルから、Limited Editionは349ドルと予告されている。なお、ラインナップとしてはメモリ8GBと16GB版の2種類があるが、Limited Editionは16GBである。

 メディア向けのレビュワーズキットは、ダンボールを開封すると「Let’s Play」といったメッセージとともに、それを開くと内箱がせり上がるギミックとなっていたが、実際にユーザーが購入できる製品は内箱だけになりそうだ。とは言え、Intel純正品らしくこのパッケージも質感が高い。

 蓋を開けると、ビデオカードが緩衝材の中央に鎮座している。ラバーのようなマット加工のGPUクーラーカバーは、これまでのビデオカードではあまり見かけない質感であった。ファンはデュアル構成で、ファンブレードの形状はかなり凝っている。ファンブレードは15枚となっており、冷却能力は高そうだ。

ダンボールを開封すると、Let’s Playのメッセージが

このメッセージを開くと、製品パッケージが浮かび上がる

Intel Arc A770 Limited Editionのパッケージ

製品パッケージを開けたところ

 ファンの周囲ならびにGPUクーラーカバーのフレーム部、背面の一部はRGB LEDイルミネーションによって光るようになっている。Intelによれば、このイルミネーション部は光を拡散する素材で、LED光源そのものがスポットになって見えることを防ぎ、なめらかなイルミネーションを再現しているとのことだった。

 なお、LEDイルミネーションの制御は、PCI Express補助電源コネクタ横にある専用コネクタと、マザーボードのUSBピンヘッダを介して行なう仕組みのようである。ちなみに補助電源コネクタは8ピン+6ピンとなっており、計算上はPCI Expressスロットからの供給分を含めて300Wに達することができる。

 PCとの接続インターフェイスはPCI Express 4.0、ディスプレイインターフェイスはHDMI、DisplayPort×3と、昨今のハイエンドビデオカードと同じ構成であった。

Intel Arc A750 Limited Edition

 対して下位のIntel Arc A750 Limited Editionだが、これもぱっと見た感じではA770と見分けがつかない。ただ、RGB LEDイルミネーションが省かれているため、USBと接続するためのコネクタがなくなっているほか、光を拡散する乳白色のパーツの代わりに、銀色で光沢のあるパーツが入っており、そこで見分けがつく。また、背面のロゴもIntel Arc A750 Limited Editionとなっている。

 なお、A770のXeコア数は32基、XMX Engineは512基であるが、A750ではそれぞれ28基、448基に落とされ、動作クロックも前者が2,100MHzであるのに対し後者は2,050MHz。メモリは8GBと少ないほか、メモリバンド幅はA770が560Gbpsであるのに対しA750は512Gbpsだ。

 今回は外観のレビューであるが、PC Watchでは近日中に性能を含めてベンチマークレビューを掲載する予定だ。こちらも楽しみにしていただきたい。

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