正直に言おう。本記事で紹介するステーキを見て、私はそれほどインパクトのあるサイズだとは思わなかった。たしかに日本ではデカいステーキの部類だろうけれど、SNSで注目されるレベルかと言われたら そうでもなさそう。
最近はマンガみたいなビッグサイズが珍しくないので、視覚的にインパクトを与える料理ってのも中々難しいのだろう。と思いながら、ステーキを口に運んだら……
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──びっくりマークだけでは全く伝わらないだろうから、以下でもう少し詳しく説明したい。私が食べたのは「俺のフレンチ 神楽坂店」の『1ポンド IMPACTリブロースステーキ』で、ウーバーイーツから注文した。
そのときの価格は3985円(送料別)。ちなみに、同店の店内飲食用グランドメニューにある『1ポンドIMPACTステーキ』は2178円だ。
デリバリーだと割高に感じてしまうかもしれないが、店内メニューを見る限り同店の1ポンドステーキ自体がリーズナブルと言えるだろう。
参考までにお伝えしておくと、格安ステーキの代名詞的存在である「いきなり! ステーキ(以下、いきステ)」の『ワイルドステーキ』は450gで2420円(店内飲食)。
1ポンドは約450gだからほほ同じサイズでこの価格差。まぁ付け合わせ等があるので単純に比較はできないものの、(店内飲食なら)1ポンドステーキはワイルドステーキと同等の安さってことになる。
なので、食べる前は「値段を考えたら味はワイルドステーキみたいな感じかな〜」と予想していたのだが……これまた正直に言うと、味はワイルドステーキより数段上だった。
ちなみに、私はデリバリーしてもらっているので、ステーキにありついたときは出来あがりから結構時間が経っている。にもかかわらず、そのあたりのタイムラグが問題にならないほど「俺のフレンチ」の圧勝だった。
なんというか、ワイルドステーキが脂で攻撃してくるのに対して、1ポンドステーキは赤身肉の旨さで勝負してくる感じ。それでいて1ポンドステーキの肉質は柔らかく、どちらかというとあっさり系。もちろんお肉自体の臭みは一切なく、名前の豪快さに反してどこか上品だ。
誤解がないように言っておくと、私はいきステのアンチでも何でもなく、むしろ結構利用している。プチファンといっても差し支えないが、今回に関してはどう ひいき目に見てもレベルの違いを感じた。
・サイズ以上に驚いたこと
さて、そろそろまとめておこう。ここまで読んでくれた方はなんとなくお察しかもしれないが、タイトルにある「サイズ以上に驚いたこと」を簡潔に言うと、コスパの良さってことになる。
また、記事の序盤にあった「びっくりマークの連続(!!!!!!!!)」は、「この値段で、このサイズで、こんなにしっかりステーキしてんのかぁぁああああ!!!!!!!!」という意味。
実際のところ、もっと大きいステーキはいくらでもあるし、もっと安いステーキだっていくらでもあるし、もっと美味しいステーキだっていくらでもあるだろう。
ただ、サイズ・価格・味の3つがバランスよく成立してしまうと、ついつい「びっくりマーク」を8つも重ねたくなるのだ。同じ体験をすれば、あなたも分かってくれる……かと思う。
参考リンク:俺のフレンチ、いきなり! ステーキ
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:Uber Eats(iOS)