今日も今日とて、KALDI(カルディ)をさまよい歩く。なにか目新しいものはないだろうか。ご飯を頑張って作る気分ではないので、手軽にできるものだとなお良し。
そんな時に出会ったのが『スイスデリス ロスティ』だ。その名前とパッケージから想像するに、おそらくジャガイモを使ったスイスの食べ物なのだろう。買って、その正体を確かめてみることにする。
・ジャガイモの細切りを焼いたもの
『スイスデリス ロスティ』は持つとズシっと重い。パッケージの裏を見ると、ロスティについての説明書きがある。ジャガイモの細切りを表面がカリカリになるまで焼いたものであるらしい。
正直なところはじめは、カルディにて買うまでもなくスーパーでジャガイモを買ってきたら自分でもできそう……とナメていた。現在セール中とのことで、値段は税込378円。
調味料代など入れたならば、そこそこお得かもしれないと考え、試しに購入してみただけだったのだ。ところがどっこい、実際に使ってみるとナカナカに優秀。どの辺が優秀であるか、追って説明していきたい。
・ホットサンドメーカーを使って焼くと良い
袋の中には、焼くだけの状態を待ったジャガイモが詰まっている。袋の上からモミモミして、そのままフライパンの上にダイブさせて火にかけるだけだ。
個人的にはただのフライパンより、ホットサンドメーカーを使用することをすすめたい。記者は簡単お好みプレートを使った。
何故かと言うとジャガイモ同士が分離しやすいため、ひっくり返す際に失敗する恐れがあるからだ。パッケージに返す際は皿を使うようにと指示があるのも、そのためだろう。
しかしこれは、接着のために不必要な材料を入れていないことの証であるようにも取れる。あとはこんがりするまで焼くだけ。めちゃめちゃ簡単!
ジャガイモを均等に切ってバラけないよう工夫して(片栗粉を混ぜるなど)、それから形成してという手間を考えればかなりお手軽だ。もうこの段階で、買って良かったなと思い始めている自分がいた。
・ビールと一緒に流し込みたい
それではいざ実食だ。箸を入れるとパリッと音がして、それだけで食欲をそそられる。肝心の味はというと……思ってたよりもジャンクな感じでウマい!!!!
もっとこう、ほっこりとするジャガイモ本来の味わいがジワリと沁みるような味を想像していたのだが違った。フライドポテトを固めて押し潰したような味なのだ。
ジャガイモの味がシッカリしつつも、塩気がガツンと効いている。全体的に味が濃いのだ。ケチャップをドバっとかけて、ビールと一緒に流し込みたくなる、そんな味である。
ジャガイモを焼くだけの商品でしょう、と侮っていた自分が恥ずかしい。この思い切った味付けと、その味に負けないジャガイモの食感と旨味。自分で一から作ると、こう上手くはいかない。
カルディで買った商品に対して「恐れ入った」と感じるのは、これで何度目だろうか。みなさんもカルディ放浪中に『スイスデリス ロスティ』に出会うことがあれば、手に取ってみるが吉だぞ。ちなみに通販でも売られているので参考までに。
参考リンク:スイスデリス ロスティ
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.