インテル株式会社は9月15日、千葉市美浜区で開催されている「東京ゲームショウ2022」に合わせ、報道陣向けにラウンドテーブルを開催した。
同会には代表取締役社長の鈴木国正氏、第二技術本部 部長の安生健一朗氏が出席し、昨今インテルが力を入れて取り組んでいる「ゲーム市場」についての現況や同社の戦略などを紹介した。
鈴木氏は冒頭に、世界ゲーム市場は2020年比でプラス6.1%の成長があり、ゲームプレイ時間も世界平均でプラス21%増加、国内においては2021年の市場規模はほぼ横ばいなものの、PCでのみゲームをプレイする人口が約20%増えたと紹介した。
インテルとしては、今年6月に発足した、ゲーム会社やPCメーカーなどとのエコシステム構築を含めた市場活性化プロジェクト「Blue Community Project」や、ゲーム会社との協力でIntel CPU向けにタイトルの最適化を図るなどし「PCゲームの裾野を拡大している」と鈴木氏。
鈴木氏は、数年前はGPUを搭載しているPCが必要とされていたPCゲームも、ノート向け第12世代Cpreの「P」「S」シリーズに内蔵されているGPUのみで、「鉄拳7」や「ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド」などのタイトルがプレイできるようになったとアピールした。これはゲームメーカーとの協業で実現したもので、「コンテンツに寄り添うのがハードウェア屋の仕事」と技術面からゲームシーンを醸成する同社の姿勢を強調した。
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