9月17日・18日に開催予定の自転車イベント「ツール・ド・東北 2022」を楽しむためのハイブリッド企画「リアルタイムマップ東北応援企画 powered by Mapbox」を、デジタル地図プラットフォーム会社のマップボックス・ジャパン合同会社(Mapbox)が実施する。
「ツール・ド・東北」は、東日本大震災の復興支援および震災の記憶を未来に残していくことを目的として、ヤフー株式会社と株式会社河北新報社が2013年より宮城県の三陸エリアで開催している自転車イベント。今回の応援企画では、特設サイトでデジタル地図上にさまざまな情報を表示し、新しいスポーツの楽しみ方や応援体験を提供する。
大会に参加する1500人のライダーは、出走時に自身の現在地や軌跡をマップ上でリアルタイムに確認することが可能。先行ライダーのTwitter投稿や周辺情報を参考にしたり、家族からの応援を受けたりできる。大会終了後はリプレイ機能により、大会を振り返ることも可能だ。
応援者はライダーの位置情報をリアルタイムに把握しながら、現地情報や映像をライダーと共有できる。ライダーや大会を開催する関係者、現地でさまざまな面からサポートしている住民に向けて「応援ボタン」を押すことで応援の気持ちを届けられる。
スタート/ゴール地点やエイドステーションなどには定点カメラを設置するとともに、ライダーに搭載する車載カメラで実際のコース風景を眺めることもできる。スタート/ゴール地点に設置する協賛ブースでは、リアルタイムマップを大型モニターで表示し、応援に訪れた人たちが現地でもリモート応援を行えるようにする。さらに、子ども向けのゲームやプレゼントも用意する。
このほか、特設サイトではマップボックス・ジャパンのスタッフによるブログや、宮城県女川町の須田善明町長へのインタビュー動画なども掲載している。
同社は今後、リアルタイムマップで使用するデジタル地図の仕組みを二次利用可能なオープンソースとして公開し、さまざまなスポーツに向けて提案する方針としている。