性加害疑惑の報道について、俳優の香川照之さん(56)がテレビ出演で謝罪したことを受けて、トヨタ自動車の自社メディア「トヨタイムズ」の編集長としての処遇がどうなるのか注目が集まっている。
「冒頭にお時間を頂戴いたします」。香川さんは、金曜日司会を務めるTBS系の情報番組「THE TIME,」の冒頭で2022年8月26日、神妙な表情でこう切り出した。
新型車発表会に豊田章男社長と出席
香川さんは、19年7月に銀座の高級クラブでホステスの女性の胸に触るなどして、被害者の女性がPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症したと週刊新潮に報じられた。その後、所属事務所が8月25日、「本人の至らなさで当該女性に不快の念を与えてしまったことは事実です」と公式サイトでコメントを発表した。
本人が深く反省して女性に謝罪し、女性から許しをもらったとして、報道で女性に再び不快な思いをさせてしまって「痛恨の極み」だとつづっていた。
香川さんも、26日の「THE TIME,」生出演で、「私自身、自らの行動をしっかりと深く反省し、自戒の念をきっちりと持って、改めてまた日々を務めていきたいと思っています」と苦渋の表情を浮かべながら語った。今後については、「与えられていただける仕事に対しましては、しっかりと真摯に真面目に一生懸命、全力で、これまで通り挑んでいきたいと思っています」と活動を継続する考えを示した。
とはいえ、性加害疑惑の表面化で、タレントとしてイメージダウンするのではないかと、メディアなどで指摘されている。香川さんが多数出演するCMへの影響もインターネット上で取り沙汰されている。
特に、注目されているのが、トヨタイムズ編集長としての立場だ。
香川さんは、新型車発表会に豊田章男社長とともに出席するなど、トヨタの顔的な存在にもなっているからだ。
香川さんの謝罪を受けて、その処遇がどうなるのかについて、トヨタ自動車の広報部は8月26日、当惑した様子でJ-CASTニュースの取材にこう答えた。