調査会社Mercury Researchは、2022年第2四半期のx86 CPUの出荷状況を取りまとめた。これによれば、AMDのCPUの市場シェアは31.4%にも達し、同期で過去最高だった25.3%を大きく上回り新記録を樹立したという。
第2四半期は世界的な不況により、CPUの需要は大きく落ち込み、Mercury Researchによる統計が始まった、減少率は最大にまで落ち込んだとしている。同社は1994年以前のデータはないが、この減少率はおそらく過去最高レベルにまで達し、1984年の初期PC市場が経験した以来とのこと。
この不況の中でクライアントとサーバー市場は低迷したが、IntelのNEX(Network and Edge:ネットワークやIoT)部門やAMDのカスタムSoC部門は最高売上額を計上。そしてIntelがPC向けで不調の中、AMDが成長に転じ、なおかつIoTやセミカスタムを含むゲーム機の後押しもあって、31.4%までシェアを伸ばすことができたとしている。
コメント