楽器を始めるならベンチを叩くところから~軽音楽部はじめました~

デイリーポータルZ

軽音楽部を作りました。

デイリーポータルZのライター、関係者の間で軽音楽部ができたので、たまにその活動の様子を報告したいと思います。はたして演奏できるようになる日は来るのか。

今回は初回のミーティングから会話を抜粋してお届けします。

三度の飯の次の次くらいに音楽が好きなライターが集まって軽音楽部を作った。先日、これからの活動方針を決める第一回部会が開催されたので、その様子をお届けします。

部長はなんでもできる宮城さんに

宮城:部長の宮城です。軽音楽部の活動方針を決めたいんですが、いまは集まって練習するのが難しいので、まず個々に練習しておく、ですかね。みなさんそれぞれやりたい楽器があると思うので課題曲だけ決めておきましょうか。

解説

ライターの趣味の場としていくつかの部活動を立ち上げました(他にも美術部、チャーハン部、軽運部などが立ち上がっています)。軽音楽部はエアギターでおなじみ宮城さんに部長をお願いしました。

宮城:僕はだいたいの楽器はできるので、足りないパートをやりますよ。

安藤:さすが部長、頼もしいです。今日来ていないメンバーもいますが、顔ぶれを見るとみんななにかしら楽器ができそうですよね。まこまこまこっちゃんはファンクバンドのギターだし、ほりさんはキーボード、とりもちうずらさんがピアノうまいのも聞いてます。

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まこまこまこっちゃんが所属するファンクバンド

石川:僕はクラシックギターとDTMができます。

藤原まりな:わたしはベースをやってました。

安藤:僕はずっと前にテルミンを買ったのと、さいきん宮城さんに勧められてエレキギターを買いました。

この記事の取材のあとにテルミンを買いました。megayaさんも買った。(不思議な楽器「テルミン」で長渕剛や北の国からを弾いてみた

小堺:買ったというだけでできると言わないところに誠実さを感じます。

安藤:小堺さんはよくカラオケに行っているのでボーカル志望ですか。

小堺:いまのところ何もできないんですが、たまに外で銅像と一緒に歌を歌ったりしています。

宮城:強い。

小堺:レミオロメンの3月何日だっけな、なんかそういう曲があるんですが、それをその日に歌いたくて。

まこまこまこっちゃん:何日か忘れてるところがまたいいなと思います。

基本外で練習がしたい

小堺:楽器をやりたい気持ちはあるんです。でも経験も音感もないんですよね。中学の頃に合唱コンクールのピアノをやらされそうになったんですが、結局弾けなくてうちのクラスだけラジカセでした。わたしが責任とってラジカセのボタン押す係になりました。

安藤:ピアノもボタンだと思えばたいして変わらないですよ。テルミン貸しましょうか?初めてでも音が出て楽しいですよ。

小堺:やってみたいけどわたし基本外で練習したいんですよね。電源いりますよね、テルミン。

安藤:いりますね。だとするとやはり銅像と歌うしかないのか。

小堺:歌うのは好きなんですが音感に自信がないので、やるなら打楽器がいいかなー。

宮城:ドラムがいなかったのでちょうどいいですね。カホンとかどうですか。

これがカホン。手でたたくドラムみたいな箱です。(猫の尻が写っていてすみません)

小堺:できたらかっこいいでしょうね!でも公園に持って行ってうるさくないかな。

安藤:夜中でなければ大丈夫な気がするけど。最初はベンチとか切り株なんかをたたいて練習して、ある程度自信がついたらカホンに持ち替えるのではどうでしょう。

小堺:わたしの最初の楽器はベンチなのか。

宮城:ボーカル兼ベンチ。

自己紹介動画を撮ることに

宮城:この部会の感じがだいたいつかめてきました。課題曲とかいう前に、まずみなさんのレベルがわからないので、自己紹介がてら次の部会までに短い動画を撮って送りあいましょうか。楽器も曲も好きなものでいいし、上手くなくても構わないので。次の集まりでそれを見ましょう。あとでサンプルを送っておきますよ。

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宮城さんから届いたサンプル。おれたちはこのサンプルを参考になにを送ったらいいのか。

というわけでDPZ軽音部が発足した。いつか集まって練習できる日は来るのか、小堺さんは叩けるベンチを見つけられるのか。今後の活動に注目です。

 

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