この世には「羊の皮をかぶった狼」という諺(ことわざ)があるが、家そばの世界では「プライベートブランドの皮をかぶったおびなた」という言葉がある。そう……。CO-OP(コープ)の商品かと思いきや……おびなたーっ!!
我々が知らず知らずのうちにおびなたの蕎麦を食べているという揺るぎない事実については過去に軽く警鐘を鳴らしておいたが、またしてもおびなた見参である。もはや我々の蕎麦棚は「おびなた」に包囲されているのだ。
ちなみに価格は5束入りで203円。これは現時点での本連載の1袋平均価格316円よりだいぶ安く、1食あたり40円は、前回のオーケーストアで売っていた重量級の蕎麦と同じ。つまり、かなり安い蕎麦ということがわかる。
それではさっそく……
デカい鍋にたっぷりのお湯を沸かし……
4〜5分茹でたら……
ハイ完成。
して、そのお味は──
まあなんだろう。まずくはない。まずくはないけど、うまい! ってほどでもない。つまるところ「ふつう」であり、「家そば」か「外そば」かで言えば、完っ全に家。ど真ん中の家そばと言っても過言ではないほどの家そば感だ。
細麺なこともあり、単体では弱いかな……と思う。“つゆありきのそば” かなと。だもんで「もり(のりなし)」で食べると弱いから、「ざる(のりあり)」で食べた方が美味しくいただけるかも? パッケージもざるだし。ウン。
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24