連日猛暑が続いている。今年は一気に暑くなった上に、ほとんど通勤(外出)もないこともあって、体が暑さに慣れる気がしない。結果的には自室のエアコンはほぼ終日稼働しっぱなし。するとやっぱりいつまでも暑さに慣れない上に、エアコンばかり当たっているせいか、体調も優れない気がしてくる。エアコンに頼らず、なにか夏らしく涼を楽しむ方法はないだろうか。
そんなことを考えつつ、せめて週末ぐらいは外に出ようと夕方に犬の散歩に出かけたところ、なにやら行列ができているお店が。犬もいるので遠目にのぞくと、どうやらかき氷を売っているようだ。しかも普通のかき氷ではなく、フルーツを使ったかき氷の様子。うーん、美味そうだ。
そうだ、かき氷を作ろう!
テレワークが定着した昨今、INTERNET Watchの編集部員も、それぞれのテレワーク環境を改善すべく工夫を凝らしている。この連載では、そんなスタッフが実際に使ってオススメできると思ったテレワークグッズのレビューをリレー形式で紹介。今回は、仕事の合間に夏らしさを楽しむべく、電動のかき氷器をレビューする。
シャキッとした冷たさがテレワーク中の気分転換にちょうどいい!!
ということでまずは普通の氷を削ってみた。氷をセットして天面のボタンを押すと、押している間だけ回転する。汗だくになってハンドルを回す必要なはい。刃の出ぐあいを調整しつつ、好みの削りぐあいを探っていく形だ。
量としては製氷カップ1つで大人1人前というところ。2歳児には半分ぐらいでちょうど良い感じだ。
刃の出しぐあいの調整がよく分からず、いろいろと調整したので、フワッとなったところもあればシャリシャリしたところもできてしまった。薄く削れたところはすぐに溶けてしまうので、ふわふわに作るのはなかなかむずかしい。
かき氷用のシロップを買ってなかったので、冷蔵庫にあった希釈用の「カルピス&ヨーグルト」を掛けて食す。ちょっと味にムラができてしまったが、とは言え久しぶりのかき氷はおいしかった。
エアコンと違って体の内側から涼しくなる感じは気持ちいいし、冷たさで頭もシャキッとする。水分と適度な糖分の補給になるし、なにより夏らしくて気持ちが盛り上がる。テレワーク中の気分転換にはちょうどいい感じだ。かき氷を初めて食べた娘もすっかり気に入ったようだ。
上下2分割で収納もしやすい
終わった後は片付けだが、氷ケース部などはすべて外せるので洗うのも容易だ。フルーツ氷などは、溶けても果肉が残るので、刃の部分などは専用のブラシですき間に残った果肉をかき出す必要がある。また、スタンドのトレーの部分にも結構こぼれてしまうが、上部のモーター部と分割できるので、スタンドも丸洗いできる。
この上下2分割にできるというのが、結構重要なポイント。組み立てた状態だと本体の高さは35.5cmもあって、スリムではあるものの、高さが収納のネックになる。ところがモーター部とスタンドを分割すると、一番長いのはスタンド部分の高さで約25cmとなって、我が家の場合はキッチンの吊り戸棚に収納することができた。25cmというと牛乳パックより少し高い程度の背の高さなので、食料品などをストックするスペースがあれば収納できると思う。
しかし娘はすっかりかき氷が気に入ったようで、あれ以来、毎日のように「冷たいのが食べたい」と言ってくる。そこで、前出の「カルピス&ヨーグルト」を牛乳で5倍ぐらいに割ったものを凍らせてみたところ、これまたフローズンヨーグルトのようで美味であった。製品にはレシピも付属するが、工夫しだいでいろいろと楽しめそうだ。