【スラムツアー】アフリカ最大級のスラム街を探索していたら、“とんでもないもの” が俺の目の前を飛んでいった / カンバ通信:第190回

ロケットニュース24

ジャンボ。また来てしまった。アフリカ最大級のスラム街こと「キベラスラム」に。メシ屋が安いから、ってのもある。でも、ほぼ確実に腹を壊すし、なにより怖いし、街全体のニオイもキツい。それなのに来てしまうオレは、わりと好奇心旺盛だ。

まず、安全な場所に車を停める。すぐに「セキュリティ」と名乗る少年が2人やってきて、「車を見張っているから100kes(約100円)くれ」と言う。断るほうが危険なので、素直に払ってオレは徒歩で探索を始めた。

相変わらずスラムは汚い。


薄暗いし、なにより臭い。


一体なぜこんなに臭いのか……と思っていたその時!


オレは見た……。


どこかの窓から「ナイロンの袋(※いまケニアで禁止されているビニール袋の代わりに使われているお買い物袋)」が飛んでいくのをオレは見た。どうやら排水溝めがけて投げたっぽい。そしてバシャーンと破裂した。


その袋の中は……


おしっこだった……!


オレの目の前を、「ナイロンの袋に入ったおしっこ爆弾」が飛んでいった。排水溝というか排水が流れている溝めがけて、おしっこ爆弾が飛んでいった。なぜそんなことをするのか。近くにいた男性が教えてくれた。


男性「このあたりの家は、トイレが家にないんだ。そして、公衆トイレは有料なんだ。だから、お金のない人たちは、袋(ナイロン袋)の中に小便や大便をして、排水溝に捨てるんだよ


そんな光景を見た後、オレはとあるレストランに行った。ランチを注文すると、肉と野菜とウガリのセットが出てきた。価格は100kes(約100円)。みんなは素手で食べていたけど、オレは衛生を気にしてスプーンで食べた。

帰宅してから2時間後、オレの胃は異音を立てていた。グゥ〜、グゥ〜と。(after two hours my stomach was making noise gooooooo ) お腹にガス(屁)は溜まっていたけど、運よく下痢になることはなかった。

たぶんまた行く。外国のみんなが行けないところにオレは行き、外国のみんなができないことをオレはやる。クワヘリ。


執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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