みんな元気セヨ! 私が思うに地球を代表するチキンはKFC、「ケンタッキー」だ。日本と違って数々のチキンブランドがある韓国でも、ケンタッキーの存在感は一味違う。オリジナルチキンだけでなく、韓国人の味覚に合わせたいろんな味のチキンが販売しているのだ。
それで今回も韓国のケンタッキーは韓国人の多様な味覚に合わせたかったのか、とんでもない商品を発売した。それはみんな大好き!! ……ではない「ミントチョコ味」のチキンソースだ。
・ミントチョコブーム
性格検査「MBTI」の記事でも書いたが、韓国では何かが流行るとそれが行くところまで行ってしまうことがよくある。ミントチョコに関してもそうだ。
ミントチョコは好き嫌いが激しく分かれるというところから「ミンチョ団」(ミントチョコが好きな人)と「反ミンチョ団」(ミントチョコが嫌いな人)という言葉ができ、ミンチョ団を狙った商品がたくさん発売された。
その行く末、ケンタッキーもチキン用のミントチョコソースを期間限定、デリバリー限定で発売するところまできてしまった。ちなみに私はミンチョ団だが、これはさすがにまずい気がする……がとりあえず開けてみよう。
食べなくてもわかる……不味いやつや……
ミントチョコ味のものってほとんど見ただけで爽やかになりそうな鮮明なミント色をしている。だが、こちらはなんだか混濁したミント色。なんか嫌な予感しかしないがとりあえず食べてみよう。
今回準備したチキンは3種類。「オリジナルチキン」、「ホットクリスピーチキン」、「ブラックラベルチキン」だ。このまま食べたい……けど我慢だ。
・オリジナルチキンの場合
まずはケンタッキーを代表するチキン、オリジナルチキンからだ。日本のと同じくスパイスの効いたジューシーなチキンだ。
うぅぅ……すんぴょんす、行きます!
不味い
チキンのために作られたソースと書かれていたので多少はミント感や甘さが抑えめなんだろうと思った私の誤算だった。しっかりミントチョコだ。スパイスと絶妙にマッチせずに喧嘩していた。その喧嘩、私の口の中でしないでもらっていいですか。
・ホットクリスピーチキンの場合
次は韓国ではオリジナルチキンより定番となっているホットクリスピーチキンだ。日本でも2018年に「ホット&スパイシーチキン」という名前で期間限定販売されてたことがある。
「レッドホットチキン」と似ているが、スパイスの配分が違うのか、全く同じ味ではない。
さっきはつけすぎてしまった気がするので今回は少なめに……
もっと不味い
先ほどのオリジナルチキンはせめてスパイスがミントになんとか耐えてくれてて「ケンタッキーを食べている」感覚があったが、これは少量つけたにも関わらずミントチョコソースにチキンが全負けしていた。
・ブラックラベルチキンの場合
最後はミントチョコソースとセット販売されてたブラックラベルチキンだ。骨なしの鶏もも肉だけを使って柔らかジューシーに仕上げたプレミアムチキンらしい。ホットクリスピーチキンと味は似てるが、もっと胡椒が効いてるんだとか。
これはつけすぎた気がするぞ……。でもセットで売っているってことはもしかして……?
以下の説明は省略する。
ホットクリスピーチキンと何も変わらない。胡椒どこいった。
・ある意味うまく感じる
チキンにミントチョコソースなんてうまいわけがない! とは思っていたが、思ったよりゴリゴリのミントチョコ過ぎてびっくりするくらい不味かった。だが、そこで気づいた事実がある。
ソースをつけずに食べる二口目がいつもの10倍うまく感じる
お寿司を食べるとき、ガリを挟んでお口直しをするように、ミントの爽やかさで口の中がリセットされ、チョコの甘味のせいでしょっぱいものを欲するようになってしまう。スイパラで食べる唐揚げがめちゃくちゃうまく感じるのとおそらく同じ原理だ。
だが……それがしたければ普通にミントチョコ味のアイスなんかを食べながらチキンを食べればいいだけの話ってことはみなさん気づいてないふりをしていただきたい。
・どこでも安定のケンタッキー
記事の冒頭で述べたように、韓国には数々のチキンブランドがある。そのせいか、帰国してからは全然ケンタッキーを食べてなかった。今回はミントチョコが気になってたまたま食べたのだが、オリジナルチキンは日本で食べてたのと変わらず、安定の味だった。
海外に出ると食に困ることが多々あるというが、違う国でもほぼ同じクオリティを維持しているケンタッキーなら安心だ。ミントチョコソースを頼まない限りはね! それでは今回も読んでくれてカムサハムニダ!
参考リンク:韓国ケンタッキー公式ホームページ(韓国語)
執筆:すんぴょんす
Photo:RocketNews24.