ジャンボ! ポテトジャーナリストのチャオスだよ。ということで今回は久しぶりのポテリング。ナイロビにあるポテト屋さんの中では、非常に珍しく「清潔」かつ「ちゃんとしている」と評判の個人店に行ってみた。
まず店に入ろうとすると、店の中から「ハイ、手を洗って〜」と声がした。オレだけにではなく、来る客みんなに「手を洗って〜」とお願いしているようす。それに従い、店頭に置いてあるポリタンクで手を洗ってから入店。すると……
店主の男はマスクをしていなかった……。
──が、そこは店の方針なので文句は言えないし、事実、店の中は非常に非常に綺麗だった。これまで行ってきた店の中ではダントツにピッカピカ。この店主、相当な綺麗好きのようだ。なのでマスクなしでも、あまり気にはならなかった。
フライヤーの前に立つ店主は、2つのザルを器用に操りながらポテトを揚げていた。1つのザルの中には、そこそこ揚がった状態のポテトが。そして、もう1つのザルの中に、注文分のポテトを入れて仕上げの揚げ……みたいなスタイルのようだ。
私は、一応聞いてみた。「もしもポテトが余ったら、翌日に売ったりもするのかい?」と。それに対する店主の答えは……
「ウチはオーダーのたびに揚げているので、ポテトが残ることはほぼない。それでも、もしも余ることがあれば持ち帰って家族で食べる。前日のポテトを出すなんてことは、ウチではありえないよ」。
なんとも志の高いプロフェッショナルな解答。もちろんポテトは激ウマで、お腹を壊すこともなかった。価格は150kes(約150円)と少し高いが、このクオリティと清潔感なら納得だ。安全は、金で買うのがケニア流。クワヘリ。
執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.