九州旅客鉄道（JR九州）、三井住友カード、日本信号、QUADRAC、ビザ・ワールドワイド・ジャパンは7月7日、JR九州の鹿児島本線の一部区間の駅で「Visaのタッチ決済」の実証実験を行うと発表した。JRグループとして初めてVisaのタッチ決済に対応する。期間は7月22日から2023年3月31日まで。
タッチ決済での乗車イメージ
Visaのタッチ決済は、タッチ決済対応カードやスマートフォンなどを自動改札機に設置された専用機器にかざすことで決済ができる仕組み。
対象駅は、鹿児島本線の博多（中央改札口、北改札口のみ対応）、吉塚、箱崎、千早、香椎（1階改札口のみ対応）の5駅で、運賃はきっぷや交通系ICカードを利用した場合と同額。実証実験区間外で下車する場合、別途現金や交通系ICカードでの運賃精算と、駅係員による入場取り消し処理が必要になる。
また、QUADRACが提供する「Q-move」サイトに会員登録することで、乗車日時や決済金額の確認もできる。
福岡県内の鉄道では、福岡市地下鉄もVisaのタッチ決済の実証実験を行っている。