ASUSは5日(台湾時間)、Snapdragon 8+ Gen 1を搭載したROGブランドの新型ゲーミングスマートフォン「ROG Phone 6」および上位モデルとなる「ROG Phone 6 Pro」を発表した。グローバルで順次販売を開始する。
両機種ともに、SoCとしてSnapdragon 8+ Gen 1を採用した6.78型ゲーミングスマートフォン。GPU性能は従来のROG Phone 5(Snapdragon 888搭載)と比べ、50%以上向上したとする。ストレージはどちらも最大512GB、バッテリは6,000mAhで65W急速充電に対応。横持ち時に便利な側面充電ポートは引き続き備える。
ROG Phone 6では、最大16GB LPDDR6メモリや背面RGBイルミネーション「Aura RGB」を備え、本体色はPhantom BlackとStorm Whiteを用意。ROG Phone 6 Proでは、最大18GB LPDDR5メモリや背面ディスプレイ「ROG Vision」を備え、本体色はStorm Whiteのみを用意する。
冷却機構には、ベイパーチャンバーを30%、グラファイトシートを85%それぞれ大型化したほか、CPUを中央に配置するデザインにより放熱性能を高めた「GameCool 6」を採用。ユーティリティのArmoury Crateと組み合わせて、ゲームに応じた性能設定が行なえる。
ディスプレイにはSamsung製の6.78型AMOLEDを採用。165Hzのリフレッシュレートに加え、世界最高クラスを謳う720Hzのタッチサンプリングレートに対応し、タッチレイテンシを23msに抑えた。なお、リフレッシュレートは60Hz/90Hz/120Hz/144Hz/165Hzの5段階となる。Pixelworksとの共同でチューニングを施し、高い色精度を実現したとする。
超音波センサーを利用したボタン「AirTrigger」も大きく改善。押したときと離したときで別の操作を割り当てられる「Press and Lift」、押している間ジャイロを有効にする「Gyroscope Aiming」などの新ジェスチャーを含む、さまざまなジェスチャー操作に対応した。
音響周りでは、左右対称のデュアルスピーカーや3.5mmヘッドフォンジャックを搭載。超レイテンシでロスレスな音声伝送を実現するSnapdragon Soundへの対応のほか、Diracとのコラボレーションにより、空間音響技術のDirac Virtuoもサポートした。
背面カメラは5,000万画素広角(ソニーIMX766)、1,300万画素超広角、マクロカメラによる3眼構成。ソフトウェアによるHDR10+ビデオモードにも対応する。前面カメラは1,200万画素で、高品質なセルフィ撮影やライブストリーミングに活用できるとしている。
4ボタン搭載の背面クーラーや有線/無線両対応のイヤフォンなども登場
そのほか、ROG Phone 6シリーズ向けのアクセサリ製品として、背面クーラー「AeroActive Cooler 6」、ゲームパッドの「ROG Kunai 3」、画面保護ガラスの「ROG Phone 6 Glass Screen Protector」、各種ケースなどを用意。AeroActive Cooler 6では、本体の表面温度を最大25℃下げられるだけでなく、4つの物理ボタンにより操作性も向上できる。
イヤフォンおよびヘッドフォンについても、USB Type-C/Bluetooth接続に両対応した左右分離型イヤフォン「ROG Cetra True Wireless Pro」に加え、無線専用イヤフォンの「ROG Cetra True Wireless」、2.4GHz無線/Bluetooth両対応のヘッドセット「ROG Delta S Wireless」、270gと軽量な「ROG Delta S Core」といった新製品を投入。このうちCetra True Wireless Proは、USB Type-C接続ではハイレゾ対応DACなどが、Bluetooth接続ではSnapdragon Soundを活用した低レイテンシ接続などが利用できる
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