魚群が2位に浮上! 3~5位が同ポイントとなる大接戦。ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2021 第9節 Day2レポート

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SFL: Pro-JP 2021 第9節 Day2会場全景

 昨日に引き続き第9節 Day2が行なわれる「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2021(以下SFL 2021)」。本日の1試合目は魚群 vs v6プラス FAV Rohto Z!、第2試合はSaishunkan Sol 熊本 vs 名古屋OJA BODY STAR。本日の実況はアール氏、解説はハメコ。氏。

 9節を終えると残すところ5試合ということもあり、各チームがプレイオフのボーダーラインを意識して戦っている印象を受ける場面が増えてきた印象だ。

 また、個人的には作戦タイムの各チームの見せ方なども注目して見ているポイントの1つだ。SFL 2021当初から、ホームであっても事前にある程度相手チームに対する作戦を立ててから挑むため、作戦タイムが意味をなさない事が多かったが、一方でその作戦タイムをサクッと終わらせて進めるチームもあれば、メンバー同士のコミュニケーションの1つとして利用したり、ファンサービスの一環としてトークで場を盛り上げるなど、作戦タイムに対するチームごとの考え方が見えてくるのもSFL 2021の楽しみ方の1つといえる。

 ということで早速第9節 Day2の模様をレポートしていきたい。なお、今回も配信内容については、アーカイブが公開されており、後からでも自由に閲覧できる。

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SFL: Pro-JP 2021 第9節 Day2

実況はアール氏、解説はハメコ。氏

今回もリポーターは高木由梨奈氏と安藤咲良氏。

水派コーリンの覚醒が魚群を勝利に導く!

 1試合目のホームはv6プラス FAV Rohto Z!とアウェイの魚群のカード。v6プラス FAV Rohto Z!の出場メンバーはsako、りゅうせい、ときど、ボンちゃん、魚群の出場メンバーは、マゴ、まちゃぼー、もけ、水派となっている。そして事前申請のアウェイ側オーダーは、先鋒はりゅうせいのユリアン、中堅がときどのユリアン、大将はボンちゃんのかりんと発表された。リザーブはsako。

 このオーダーを受けて魚群の作戦タイムがスタート。事前オーダーに対しては水派から「かなり濃厚なオーダーがきましたね」などのコメントがありつつも作戦は問題なさそうな印象を受けた。

 ここでマゴから「あのハチマキ野郎、どうするかだな」と、気合いの入ったハチマキを締めて登場したときどに対してのコメントが出た。ここで他のメンバーからハチマキについて「あれなんて書いてあるんですか? 」と聞かれるとマゴは「いや、分かんねぇんだけど多分、我打倒林賢良って書いてあるんだよ」と回答。メンバーたちからは「林賢良ってマゴさんじゃないですか」、「めっちゃ狙われているじゃないですか」と盛り上がり、さらにはもけが散々ときどに対してあれやこれやと煽っている間に作戦タイムは終了となった。なお、この林賢良とはマゴの本名だ。

 ここでリーダーのマゴは「我打倒りゅうせいはまちゃぼーのキャミィ」とときどのハチマキネタで申告。リザーブはもけ。先鋒のまちゃぼーは意気込みについて「りゅうせい選手とは最近対戦をかなり頻繁にしていたので、身内読みの強い試合になるんじゃないかと思っているので、楽しみにしてもらえたらと思います」とした。

ホーム魚群のチームメンバーは、マゴ、まちゃぼー、もけ、水派

アウェイのv6プラス FAV Rohto Z!のメンバーはsako、りゅうせい、ときど、ボンちゃん

前回第2節の対戦成績は先鋒ボンちゃんかりんがもけラシードを倒し、中堅はときどユリアンがまちゃぼーキャミィに勝利、大将戦はsakoメナトをマゴキャミィが打ち破って勝利し、試合としては2-2のドローとなった

今回の事前オーダーは先鋒りゅうせいユリアン、中堅ときどユリアン、大将ボンちゃんかりんで、リザーブはsako

 まちゃぼーキャミィとりゅうせいユリアンの先鋒戦。まちゃぼーキャミィはVトリガーI/VスキルII、りゅうせいユリアンはVトリガーI/VスキルI。

 1回戦1ラウンドはりゅうせいユリアンが先制。2ラウンドはまちゃぼーキャミィの鋭い攻めで取り返す。ファイナルラウンドはまちゃぼーキャミィ優勢で試合が進むが、りゅうせいユリアンがVトリガーエイジスリフレクターを活かした連携で一気にまちゃぼーキャミィの体力を奪っていき、最後はEXデンジャラスヘッドバットで仕留めてりゅうせいユリアンが1本を先制した。

 2回戦1ラウンドはまちゃぼーキャミィの攻めがうまくハマってほぼダメージを受けずに先制。2ラウンドはりゅうせいユリアンの攻めがうまく運び、最後はりゅうせいユリアンが、事前にエイジスリフレクターを張ってから攻撃に出ると、それに反撃しようとしたまちゃぼーキャミィの身体が攻撃がヒットする前にエイジスリフレクターに触れてしまい、それでKOとなるユニークなエイジスリフレクターの使い道も見せて2ラウンドを取り返した。ファイナルラウンドはまちゃぼーキャミィが勝利して1本を取り返した。

 最終3回戦1ラウンドはまちゃぼーキャミィのスパイラルアローなどの連携がうまく決まって先制。続く2ラウンドは序盤りゅうせいユリアンの攻めがいい形でヒットするもその後に繋がらない。逆にまちゃぼーキャミィの連携がりゅうせいユリアンの体力を大幅に削り、スタンにまで持っていく勢いで一気に攻め切ってまちゃぼーキャミィが勝利。先鋒戦をまちゃぼーキャミィが制した。

まちゃぼーキャミィとりゅうせいユリアンの先鋒戦は、中央での立ち回りで常に試合をリードしていた印象のまちゃぼーキャミィが先鋒戦を勝利した

魚群のプチ情報。職業についての質問について。まちゃぼーはプロサッカー選手か中学の時にバンドをやっていたのでバンドマン、マゴは学校の先生、もけはパティシエ、水派はマグロの漁師とした。なぜ漁師かについて聞いてみると、1度漁に出たら長い間、地上から離れられるから、と回答したそうだ。これを聞いたマゴは「え、病んでんの? 大丈夫? 」とコメントしたようだ

 中堅戦前の作戦タイムはマゴが「今日はまちゃぼー勝つ気がしていた。今日はなんかいつもと違うなって感じがあったから」と試合前から話をしていたようだ。そしてマゴは「中堅、やりますか」と短く語るとそこにもけから「林さん、もしかして!」と声がかかり、作戦タイムは終了となった。

 中堅の申告はときどのハチマキを意識した言い回しで「我林賢良、谷口一殲滅せし者、キャミィでいきます」とした。なお、谷口一はときどの本名だ。意気込みについて聞かれると「もう言ったんでやめてください」と苦笑いを浮かべて先ほどの中堅の申告の際のコメントが全てとした。

 中堅戦はマゴのキャミィがときどユリアンに挑む。2人は20年来の付き合いもあり、因縁の対決がまた1つ、ここで実現した形だ。またキャミィとユリアンというキャラクター的には全く同カードが2連戦となるのも面白いところだ。

 マゴキャミィとときどユリアンの中堅戦。マゴキャミィはVトリガーI/VスキルI、ときどユリアンはVトリガーI/VスキルII。

 1回戦1ラウンドはマゴキャミィが速攻で倒しきって先制。2ラウンドも序盤はマゴキャミィが好調な攻めを見せていたが、画面端に追い詰められたときどユリアンのチャリオットタックルによる攻撃で中央に押し戻される。ここからメタリックスフィアでの牽制やEXチャリオットタックルなどの攻撃で今度はマゴキャミィが画面端に追い詰められるが、耐えてからのVトリガーデルタドライブ発動からのスパイラルアロー、クリティカルアーツ「クロススティンガーアサルト」の連携でときどユリアンの体力を大幅に削る。しかし起き上がりを読み切ったときどユリアンのメタリックスフィアからのチャリオットタックルの連携で2ラウンドはときどユリアンが取り返した。

 ここでハメコ。氏は「2ラウンドはときどのレバーレス歩きガードの精度の高さが勝負を決めた。間合いを詰めながらも被弾が全くなかった」と解説した。

 ファイナルラウンドは、お互い一歩も引かない攻め合いが続く。読み合いも激しさを増し、ときどユリアンのメタリックスフィアが誰もいない宙を飛ぶ場面も見られたが、マゴキャミィを画面端に追い込んでのときどユリアンのVトリガーエイジスリフレクターを活かした強引な攻めで押し切ってときどユリアンが1本を先取した。

 ここでインターバルを挟んでの2回戦1ラウンドはときどユリアンが中央での立ち回りにおいて、試合の主導権を握り、一方的にマゴキャミィを攻める。画面端に追い込まれたマゴキャミィも反撃するも、そのままときどユリアンが押し切って勝利。2ラウンドもときどユリアンが優勢ながらもマゴキャミィの反撃で一進一退の攻防でギリギリの状況に。ここでときどユリアンの攻撃をうまくかわしてマゴキャミィが放つ渾身のスパイラルアローが見事にヒット! ここからときどユリアンに対して何かしらの連携に向かうと思いきや、マゴキャミィはここでキャノンスパイクを発してしまい、誰もいない空に浮いてしまう。そこをときどユリアンがとどめを刺してときどユリアンが連勝で中堅戦を制した。

マゴキャミィとときどユリアンの中堅戦。2回戦2ラウンド、ときどユリアン優勢ながらマゴキャミィがスパイラルアローからの連携での逆転を期待したところでキャノンスパイクが誰もいない空に放たれてしまった

v6プラス FAV Rohto Z!のプチ情報。職業についての質問。ときどは小学生の時は将棋が強かったのでプロ棋士、ボンちゃんは麻雀が好きなのでプロ雀士、りゅうせいは動物が大好きなので動物と触れ合える職業ならなんでもいいとのこと。またsakoは少年野球をやっていたのでプロ野球選手に憧れていたという。ポジションについては人数が少なかったので全部守っていたとのことだ

 そして迎えた大将戦。水派のコーリンがボンちゃんのかりんに挑む。意気込みについて聞かれた水派はマゴと同じように「我打倒高橋正人、行ってきます」とした。高橋正人はボンちゃんの本名だ。

 水派コーリンとボンちゃんかりんの大将戦。水派コーリンはVトリガーII/VスキルI、ボンちゃんかりんはVトリガーI/VスキルI。

 1回戦1ラウンドはボンちゃんかりん。2ラウンドは慎重な立ち合いからボンちゃんかりんが勝ちきって連勝で1本を先取した。2回戦1ラウンドは水派コーリンがスナイピングキックで1ラウンド先制。2ラウンドも水派コーリンが攻め切って連勝で1本を取り返す。

 ここでインターバルを挟み、ボンちゃんはサガットにキャラクター変更。ボンちゃんサガットはVトリガーI/VスキルI。3回戦1ラウンドはボンちゃんサガットが圧倒で先制。2ラウンドは水派コーリンが攻め込むもボンちゃんサガットが防いで、そのまま連勝でボンちゃんサガットが1本を獲得した。

 4回戦1ラウンドは水派コーリン優勢で試合が進み、攻め切る前にボンちゃんサガットが反撃で水派コーリンの体力が僅か1ドットとなる。ここで防御してから一気に攻めて水派コーリンが再逆転の1勝。2ラウンドも水派コーリンのペースで試合が進み、そのまま勝利して1本を水派コーリンが取った。

 5回戦1ラウンドもギリギリの攻防から水派コーリンが読み勝って1ラウンドを先制。2ラウンドは攻める水派コーリンが抑えられ、ボンちゃんサガットが取って2ラウンドを取り返す。ファイナルラウンドは水派コーリンが優勢で攻めるが、ここでボンちゃんサガットも反撃でお互いの体力は一撃で決まる緊張の展開。

 水派コーリンの大将戦の勝利により、ホーム魚群が3-1でv6プラス FAV Rohto Z!に勝利した。

水派コーリンとボンちゃんかりんの大将戦。ボンちゃんは2回戦まではかりんで挑み1本ずつ取り合う展開に

3回戦からはサガットで挑むボンちゃん

最終5回戦までもつれこんだ対戦は最後の最後で互いにギリギリの体力での読み合いを水派コーリンが制し、激闘の大将戦を水派コーリンが勝利した

 勝利チーム、魚群へのインタビューでは、水派が大将戦について「結構ここの組み合わせの正念場だと思っていたので、超ギリギリでしたけど勝ててよかった」とギリギリの戦いを感じさせるコメントを残した。

 戦略について聞かれたマゴは「今回ホーム側なので1人1殺みたいな感じであらかじめみんなには準備してもらっていた。水派についてはボンちゃんがかりんを出しにくくなる組み合わせというのもあり、サガット戦を相当やってもらっていたんですけど、それがこんなにも感動するくらいの内容を見せてくれるとは思わなかった。本当にエース爆誕って感じで今日はうれしかった」と水派の成長を語った。

 次節以降の意気込みについては「今日は水派だけでなくまちゃぼーもとうとうキャミィで1勝してくれたので、その分リーダーは落ちているんですけどね。リーダーが落ちてきているかわりにみんなが勝ててきているので、次節は俺以外の力で勝ってくれるんじゃないかと思っています」と締めくくった。

魚群のチームインタビュー

ヤナイGがついに無念の初黒星、名古屋OJA BODY STARが意地を見せての勝利を飾る

 続く2試合目はホームがSaishunkan Sol 熊本で、出場メンバーはネモ、Shuto、NISHIKIN、ヤナイ。対するアウェイは名古屋OJA BODY STARで、出場メンバーはあきら、MOV、どぐら、オニキアウェイの事前オーダーは、先鋒どぐらのベガ、中堅はオニキのベガ、大将戦はあきらのキャミィと発表。リザーブはMOV。

 Saishunkan Sol 熊本の作戦タイムでは、ネモからNISHIKINに「お祓いにいってきました? 」と振りがあり、NISHIKINが「お祓い? いってきましたよ。お祓いというか神社にはもう3回くらいいってます」と返答。これにネモから「今週はいってきました? 」と聞くとNISHIKINは「今日いってきました!」と元気に回答。これにネモから「俺もここでお祓いしたいなと思います」と返して作戦タイムは終了となった。

 先鋒はネモのギル、リザーブはNISHIKINと申告。意気込みについて聞かれたネモは「ここまでギルがあまり活躍できていないので、どぐらに勝って勢いをつけたい」とした。

ホームのSaishunkan Sol 熊本の出場メンバーはネモ、Shuto、NISHIKIN、ヤナイ

アウェイは名古屋OJA BODY STARで出場メンバーはあきら、MOV、どぐら、オニキ

前回第2節の対戦結果は、先鋒戦ではオニキベガがShutoユリアンに勝利、中堅戦はあきらキャミィがNISHIKINブランカに勝利、大将戦はMOV春麗に対してネモユリアンが勝利して2-2のドロー

名古屋OJA BODY STARの事前オーダーは先鋒どぐらのベガ、中堅オニキのベガ、大将はあきらのキャミィ

 ネモギルとどぐらベガの先鋒戦。ネモギルはVトリガーI/VスキルII、どぐらベガはVトリガーII/VスキルI。

 1回戦1ラウンドはネモギル、2ラウンドもネモギルと連勝で1本をネモギルが先制。2回戦1ラウンドもネモギルがクリティカルアーツ「セラフィックウイング」で仕留めての先制。2ラウンドはどぐらベガの連携で取り返す。ファイナルラウンドはどぐらベガが粘りの勝利で1本を取り返した。

 最終3回戦1ラウンドはどぐらベガが勝利してリーチ。2ラウンドは一気に連携で攻めてネモギルが取り返す。ファイナルラウンドはギリギリのところでの攻防で、最終的にブロッキングでどぐらベガを撃沈。ネモギルが先鋒戦を勝利した。

 プレイバックにてリプレイを見ながらのハメコ。氏の解説によると、このブロッキングのタイミングが本当に絶妙でフレームにして僅か1フレームしか猶予がなかったというギリギリのタイミングだったとしている。

ネモギルとどぐらベガの先鋒戦。お互いが体力ギリギリのところでのせめぎ合いが展開するすごい激闘だったが、最後はギリギリのところでネモギルがどぐらベガを倒して先鋒戦を勝利した

Saishunkan Sol 熊本のプチ情報。職業についての質問。ネモは小さい頃、乗り物が好きだったのでパイロットに憧れていたそうだ。またヤナイは中学の頃、漫画の影響でバスケットボールに憧れていた。また、NISHIKINは田舎の祖父と祖母が農家だったため、自分も農家に憧れがあったとのこと。Shutoは高校の頃、料理人になりたいと思っていた。周囲から好評な得意料理は唐揚げで、水を含めた片栗粉をまぶしてカラッと揚げるのがコツとのことだが、片栗粉は時間が経つとシナっとなるため、お弁当は小麦粉でとのことだ。これにアール氏からは「Shutoがありえないところでたこ焼きを焼いていた話を聞いたことがある」とコメントして笑いを誘っていた

 中堅戦前の作戦タイムは「まず1勝!」とネモが声を掛けるとメンバーたちから勝利したネモに称賛の掛け声が飛ぶ。それを受けつつ、「次! 頼むで、NISHIKIN! お祓いもしたし」と振るとリザーブのはずのNISHIKINから「お祓いもしましたし、ベガ戦は結構やってたのでね、自信ありますよ」と本シーズン、各チームの作戦タイムでよく見かけるお約束ネタをかましたところで作戦タイムは終了。

 そしてネモから中堅はヤナイのGと申告。ここでNISHIKINが「ですよね」と返すところまでがお約束だ。意気込みについて聞かれたヤナイは「ベガ戦はすごいやってきたので、オニキさんは同世代なので勝って勢いをつけたい」とした。

 ヤナイGとオニキベガの中堅戦。ヤナイGはVトリガーI/VスキルI、オニキベガはVトリガーII/VスキルI。

 1回戦1ラウンドは序盤からオニキベガが強気の攻めでヤナイGを攻め立てる。Vゲージが貯まり、Vトリガーマキシマムプレジデントを発動してヤナイGが反撃に出ようとするところで、オニキベガのサイコクラッシャーで返して相打ち、その後も攻め立て、最後は投げで決めてオニキベガが先制した。2ラウンドも序盤はオニキベガ優勢で、ダブルニープレスなどで攻め立て、ヤナイGの体力を削る。ヤナイGもVトリガー発動からの攻撃が動き出すと、そのままG・バリアなどとの連携を決めて試合をひっくり返す勢いで攻め立て、最後はクリティカルアーツ「パンゲアバースト」で締めて取り返す。ファイナルラウンドはオニキベガの勢いが止まらない。ヤナイGの反撃を許さず、トリガー発動させる前に一気に攻め立てる猛攻で勝利。1本を先制した。

 インターバルをはさみ、2回戦1ラウンドもオニキベガの勢いがヤナイGを上回る。中間距離でのオニキベガの猛攻がとにかく見事に決まる。ベガのクリティカルアーツ「アルティメットサイコクラッシャー」で大幅に体力を削り、そのまま追い打ちでヤナイGのVトリガーを使わせないまま攻め切って先制。2ラウンドもオニキベガの勢いが止まらない。序盤の猛攻でヤナイGの体力を削る。Vゲージが貯まってヤナイGがVトリガー発動するも、その直後を狙っての攻撃でさらに体力を削るオニキベガ。そこからヤナイGの反撃で画面端に追い詰められ、ヤナイGの反撃となるが、Vトリガーのタイマーが切れてしまう。ここですかさず反撃に出るオニキベガの攻撃から最後は投げで決めて勝利。2連勝でオニキベガがヤナイGの無敗記録を打ち破り、中堅戦を勝利した。

本シーズンここまで4戦4勝と無敗のヤナイGが連勝記録を伸ばすかも注目のポイントだ

ヤナイGとオニキベガの中堅戦はオニキベガの猛攻でついにヤナイGの連勝がストップ、中堅戦をオニキベガが制した

名古屋OJA BODY STARのプチ情報。職業の話。どぐらはゲームが好きなのでゲームを作ったり、何かしらゲームに携わる仕事に就きたかったとした。またオニキは陸上をやっていたので箱根駅伝にでてみたかったという。あきらは人の幸せに携われるからというステキな理由でウェディングプランナーとしており、これにはリポーターの高木氏とアール氏も感激していた。MOVは小さい頃、特にやりたい仕事といった夢はなかったが、小学生の頃は一輪車が得意だったそうで、地面に倒れた一輪車に手を使わずに乗れるという幼少期の特技のエピソードを披露していた

 大将戦はShutoユリアンがあきらキャミィに挑む。意気込みについてShutoは「少し負けが続いてしまっていて、流れが少し悪いので、ここでしっかり勝ってさらに上位を目指したい」とした。Statsによると本シーズンのShutoは7回戦って1勝と確かに勝率があまりよくない印象だ。

 Shutoユリアンとあきらキャミィの大将戦。ShutoユリアンはVトリガーI/VスキルII、あきらキャミィはVトリガーI/VスキルII。

 1回戦1ラウンドはあきらキャミィの猛攻でいきなり先制。2ラウンドもあきらキャミィの猛攻でShutoユリアンをスタンまで一気に攻め立てる猛攻。ここであきらキャミィのミスでコンボが続かず、Shutoユリアンが生き残るが、最後はしゃがみ中キックで決めて1本をあきらキャミィが先制した。

 ここでインターバルを挟み、2回戦1ラウンドはメタリックスフィアやデンジャラスヘッドバットなどで果敢に攻めたShutoユリアンが先制。2ラウンドも終始Shutoユリアンのペースで試合が進み、EXデンジャラスヘッドバットなどの猛攻でここも勝ち取り、Shutoユリアンが1本を取り返した。

 ここでインターバルを挟んで、3回戦1ラウンドは一転してあきらキャミィの猛攻。Vトリガーデルタドライブ発動からの猛攻で一気に試合を決めて1ラウンドを先制。2ラウンドはあきらキャミィの攻めに対してShutoユリアンが対応し、エイジスリフレクターを発動して攻める。ここであきらキャミィはVシフトでエイジスリフレクターの壁を回避するが、そこにShutoユリアンのEXチャリオットタックルで追撃しての勝利で取り返す。ファイナルラウンドはクリティカルアーツ「クロススティンガーアサルト」でShutoユリアンの体力を一気に削り、ジャンプで回避しようとしたShutoユリアンに対してEXキャノンスパイクで追撃して勝利。あきらキャミィが2本目を先取した。

 4回戦1ラウンドは攻撃的にアグレッシブに向かってくるShutoユリアンの攻めがうまくハマって1ラウンドを先制。2ラウンドはあきらキャミィがShutoユリアンの隙をつく猛攻で攻め立て、最後はキャノンスパイクで決めて取り返す。ファイナルラウンドもあきらキャミィの猛攻が止まらない。一気に攻め立て、クリティカルアーツで体力ゲージを削るとともにスタンゲージも蓄積させていく。起き上がりの追撃も決まってShutoユリアンをスタン。とどめは投げで決めてあきらキャミィが3本先取で大将戦を勝利した。

 あきらキャミィの大将戦の勝利により、名古屋OJA BODY STARが3-1でSaishunkan Sol 熊本に勝利した。

Shutoユリアンとあきらキャミィの大将戦。

Shutoユリアンのエイジスリフレクターを回避するも、さらに攻め込んでShutoユリアンが勝利する場面も見られた

中央での立ち回りであきらキャミィがShutoユリアンを圧倒し、大将戦はあきらキャミィが制した

 名古屋OJA BODY STARのチームインタビューでは大将戦に勝利したあきらが「今回どぐらさんが負けちゃったんですけど、めちゃくちゃお世話になってるどぐらさんのためにもと気合いを入れてきたので、勝ててマジでよかったです」とした。戦略については「向こうの方々が誰が出てくるかっていうのが正直分からなかったので、昨日まで誰が大将でいくのか悩んでいたんですけど、もう自分行きますと、昨日の19時30分くらいに決めていったので、正直戦略あんまりなかったです」と心境を語る。次節以降の意気込みについては「アウェイで貴重な3点が取れたので、残り5試合、ホーム2試合、アウェイ3試合でアウェイが多いんですけど、それでも負けないように頑張っていきたいと思います」と締めくくった。

名古屋OJA BODY STARのチームインタビュー

ついに魚群が2位に! 3~5位が同ポイントの大接戦!

 以上、第9節 Day2の2試合が終了した。本日の2試合で順位は大きく変動。トップのGood 8 Squadは変わらずだが、本日勝利して3ポイントを稼いだ魚群が20ポイントで2位に上がり、本日1ポイントしか稼げなかったv6プラス FAV Rohto Z!はついに4位にまで転落という事態に。ただし3~5位はいずれも同じ19ポイントで、2位魚群との差は僅か1ポイント。プレイオフ進出のボーダーライン上の4チームが1ポイント差の中でせめぎ合うという大接戦の様相を呈している。

 ボーダーライン未満6位のMildom Beastは16ポイントで5位の名古屋OJA BODY STARとの点差は3ポイント。下位3チームもポイント差は1~2ポイントの中でせめぎ合う状況のため、まだ何かしらの波乱が起こっても不思議はない状況でもある。

 次回、第10節 Day1は2日後の11月18日20時からの開始で、次回カードは1試合目がホームのMildom Beast VS アウェイのコミュファDetonatioN、2試合目はホームのGood 8 Squad VS アウェイの忍ism Gamingの2戦が行なわれる。

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