震源地は山深く救助が難航中とのこと。
6月22日にアフガニスタン南東部で発生したマグニチュード5.9の地震で、これまでに1000人以上が死亡、1500人以上が怪我を負っていると国連が報告しています。専門家によると、死傷者はこれからも増え続けていくとされています。
地震発生の現地時刻は22日の夜中午前1時ごろ。農村部では特に土壁や木造の建物が多いため、この地震で建物の崩壊が大規模に起こっているとのこと。アメリカ地質調査所の調べで、震源地はホースト州の州都ホーストから40キロほどの山岳地帯で、マグニチュードは5.9、震源の深さは約10キロだと判明しています。震源から遠く離れたアフガニスタン、パキスタン、インドでも大きな揺れが感じられたとのこと。そして山岳地帯での大地震で、落石、地滑りなどが起こり建物の破壊被害がさらに進んでいるようです。
?️SHAKE MAP: seismic intensity scale (Mercalli) from today’s 5.9 magnitude #earthquake.
?At only 10km depth, it was felt strongly in areas in red below, where damages & casualties are most likely concentrated.
?Life-saving search and rescue efforts are ongoing.#Afghanistanpic.twitter.com/5UGv6st2TW
— OCHA Afghanistan (@OCHAAfg) June 22, 2022
ホースト州に住む住人の証言によると、揺れで夜中の1時頃に目を覚まし、周辺の建物は完全に破壊され、ヘリコプターが負傷者を運んだり、住人や医療関係者が死体や怪我人を瓦礫から引っ張り出している光景が辺りに広がっているとのこと。とは言え、震源地が田舎の山岳地帯で道路が整備されていないことから救助活動が難航しているとも考えられています。現在、国連が必要な物資の支援を進めています。隣国のイランやパキスタンからも支援物資が送られ、イタリアからは医療グループが派遣されているとのことです。