プロボクシングの世界王座認定団体WBC(世界ボクシング評議会)のマウリシオ・スレイマン会長(52)が、世界バンタム級4団体統一戦にゴーサインを出したと2022年6月22日に英メディアが報じた。
WBC会長「井上は全てが正確で、全てが機械のようだった」
英メディア「PLANET SPORTS」(WEB版)は、「独占:マウリシオ・スレイマンが英国人ボクサーと井上尚弥の対戦に青信号を出した」とのタイトルで記事を公開。世界4団体王座統一を目指すWBA、WBC、IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋、29)とWBO同級王者ポール・バトラー(英国、33)との対戦を容認したと伝えた。
同メディアはスレイマン会長に独占取材をし、井上対バトラー戦に関するWBCの意向を問い質した。
スレイマン会長は6月7日にさいたまスーパーアリーナで行われた世界バンタム級3団体王座統一戦(井上対ドネア)の内容に触れ、「井上は全てが正確で、全てが機械のようだった。井上がスイッチをオンにした時に戦いは終わった」と、2回TKOの完勝劇を振り返った。
そして世界4団体王座統一戦については、誰もが認めるチャンピオンを見たいとの意向を示し、実現に向けて柔軟性を持って他の認定団体やプロモーターらと働いていることを明かした。