Micron Technologyは21日(ドイツ時間)、176層3D NANDフラッシュを使用し容量1.5TBを実現したmicroSDカード「i400」のサンプル出荷を開始したと発表した。
i400は、世界最大を謳う1.5TBの大容量を実現したmicroSDカードで、同社の持つ176層3D NANDフラッシュを搭載する製品。ビデオセキュリティ用途を想定した製品で、5年間継続して24時間の連続録画が可能、200万時間の平均故障間隔時間といった高い耐久性や、4K動画の録画と秒間8つのAIイベントを同時処理できる高い性能などを特徴としている。
スマートホームセキュリティやボディカメラ、工場内のAI対応カメラなど、エッジやハイブリッドVSaaS(Video Surveillance as a Service)での動画保存に最適だとており、大容量を活かし、最大120日間の映像をローカルに保存できるため、クラウドに保管するデータの最適化や、ネットワーク帯域幅、運用コストの削減などにもつながるという。
また、同社の自動車用LPDDR5メモリが、先進運転支援システム対応自動車向けのISO 26262 ASIL D認証を世界で初めて取得したと発表。システム的またはランダムなハードウェア故障を検出して警告する独自のオンチップ安全機能や、データアクセス速度および電力効率の向上を図った点が特徴となっている。
同認証は、最も厳格な安全インテグリティレベルに相当するもので、各種運転支援システムやレベル5自動運転などといった用途に対応できる高い信頼性と性能を実現するとしている。
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