投手転向・根尾に何が必要なのか…中日元エースが課題指摘 「先発するなら緩急は絶対必要」

J-CASTニュース

   プロ野球中日の元エースで野球解説者の吉見一起氏(37)が2022年6月14日にユーチューブを更新し、野手から投手に転向した中日・根尾昂選手(22)に言及した。

   スポーツ紙などの報道によると、中日の立浪和義監督(52)が13日に今後の根尾の起用法について言及。リーグ戦が再開する17日から投手主体で起用していく方針を示唆し、投手登録に変更することを明らかにした。


  • 中日・根尾選手(写真:西村尚己/アフロスポーツ)

根尾は「どちらかというと速い系の変化球が多い」

   根尾は今季26試合に出場し、本塁打なしの打率.211、4打点を記録。投手としては5月21日の広島戦と29日のオリックス戦に救援として登板した。最速150キロをマークするなど、それぞれ1イニングを投げ無失点に抑えた。

   セ・パ交流戦後の突然の投手転向に吉見氏は「まさか今年投手になるとは思いませんでした」と驚きを隠さず、「可能性があるとするならば、監督も言っていましたけれど、来年以降に投手としての根尾昂選手が見られるんじゃないかと思っていたんですけど、まさかこの時期に投手になるとは思っていませんでした」と続けた。

   根尾が投手に専念するにあたり吉見氏は「まだまだやらなくてはいけないことはたくさんある」と、いくつかの課題を指摘した。

   最初に挙げたのは球種だ。1軍で2試合目の登板となったオリックス戦では150キロの速球に加えフォークを初披露し結果を出した。

   吉見氏は「今は真っすぐ、スライダー、フォーク。どちらかというと速い系の変化球が多いですね」と分析し、「先発をするのであれば緩急は絶対必要だと思います。僕は緩急がなかったんですが、相当苦労しました。やはり遅いボールを投げるピッチャーは本当に羨ましいなと思って見てました。緩急は必須だと思います」との見解を示した。

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