こんにちは、本コーナー担当の甲斐です。今回は、本連載の第1回から約2年、コロナ禍の影響に伴うリモートワークの普及を受けて大きく様変わりした筆者の在宅ワーク環境をご紹介します。
リモートワーク生活の2年間で、ディスプレイは「多画面」から「大画面」に
第1回ではWindowsだけで4画面、タブレットを含めれば常時5画面という多画面環境でしたが、あれから2年、現在の筆者のデスク周りは大画面ディスプレイとPCのディスプレイとうシンプルな2画面構成に落ち着きました。
多画面はアプリの表示サイズを画面ごとコントロールでき、ウェブサイトをチェックしながら原稿を書いたり、チャットしながらスケジュールを調整したりというマルチタスクにとても便利です。そのため筆者はPCと外付けディスプレイの2画面では飽き足らず、常に3画面・4画面と、多画面を追求してきました。
そんな多画面派だった筆者を大画面にさせたのは、「PowerToys」というアプリの存在です。
ビデオ会議で大事な「音周り」も見直し。PCもパワフルなものに
ディスプレイに合わせて音声周りも見直し。マルチポイント対応の骨伝導ワイヤレスヘッドフォン「OpenComm」を使って、動画やポッドキャストをながらで楽しむiPadと、ビデオ会議などの音声を聴くWindowsのイヤフォンを1つに統合しました。いちいちイヤフォンを取り替えることなく1つのイヤフォンでiPadとWindowsの音を聴けるのが便利です。
円滑なビデオ会議のためにはマイクの音質も重要です。マイクは何度かの見直しを重ね、最近では「SM58」と「ZOOM F3」に落ち着いています。ビデオ会議などのオーディオインターフェースとして使うのにZOOM F3はややオーバースペックなのですが、どんなに音量が大きくても音割れしないという32bit Floatをいつか試してみたくて導入してみました。
コロナ禍が始まったばかりのころに比べ、最近ではビデオ会議の数も増え、関わっている案件ごと複数のSlackを利用する必要に迫られたことでPCも相応のスペックが必要になり、モバイル用途を想定していた富士通「LIFEBOOK UH95」とは別に、家でガッツリ仕事をするためにASUSのゲーミングPC「ROG Zephyrus G14」を購入。数十近いSlackやチャットを同時に立ち上げていても動作が重くなることなく作業できるようになりました。
2年近いリモートワーク生活のおかげで環境はほぼ落ち着いたかなと思っていますが、日々新しく登場する新製品を試してみたい性分もあり、今後もさらなる理想的なリモートワーク環境を目指して邁進していきたいと思います。
甲斐祐樹の在宅ワーク環境
- メインPC:ASUS ROG Zephyrus G14
- ディスプレイ:2画面
- キーボード:ロジクール MX Keys
- マウス/トラックボール/トラックパッド:一太郎プレミアムマウス 深紅[Deep Red]
- カメラ:Anker PowerConf C300
- マイク/ヘッドフォン/スピーカー:SM58+ZOOM F3、Shokz OpenComm
- ビデオ会議サービス:Zoom、Google Meet、Around
- 机:IKEA LINNMON
- 椅子:エルゴヒューマン エンジョイ
- その他小物:ScanSnap iX100
甲斐 祐樹
フリーランスライター。Impress Watch記者時代にネットワーク関連を担当していたこともあり、動画配信サービスやスマートスピーカーなどが興味分野。家電ベンチャー「Shiftall」を退職して現在は人生二度目のフリーランス生活。個人ブログは「カイ士伝」。