スタバの「意識の高さ」も来るところまで来たか……。私がそんな気持ちになったのは、東京・目黒区にある高級スタバ(スターバックス リザーブ ロースタリー 東京)が透明なアイスコーヒーを販売開始したと知ったとき。
繰り返す、透明なアイスコーヒーである。一体なぜアイスコーヒーを透明にする必要があるのか? と思ってしまうが、それを口にすることすら憚(はばか)られるような気高さが「リザーブ ロースタリー」という字面からも漂っていると思うのは私だけだろうか?
とにかく味が気になって仕方がないので、実際に飲みに行ってみた。
・ラインナップは3種類
最初に簡単な説明をしておこう。透明なアイスコーヒーの正式名称は『コーヒーエイド』で、「スターバックス リザーブ ロースタリー 東京」が店舗限定で販売している。
ラインナップは「コーヒーエイド クール ライム」「コーヒーエイド レモン トニック」「コーヒーエイド ストロベリー ブリーズ」の3種類。いずれも “季節のオススメ” 的なメニューのためなくなり次第終了で、価格はそれぞれ1050円、1100円、1100円(店内利用の場合)だ。
スタバでのコーヒー価格を考えると決して安くはない。冒険がてら買ってみるには勇気がいるお値段なので、私がレポートしよう。といっても、私のレポートはひと言で終わる。これをレポートと呼んでいいのかと思うほどに短い。いくぞ。
私が飲んだ「コーヒーエイド クール ライム」は……
優しい炭酸で、ミント的な香りがするレモネード
──以上である。
「コーヒーどこいった?」と思うだろうが、それは私が言いたい。ひと口飲んだときに頭に浮かんだのはまさに「コーヒーどこいった?」であり、その瞬間に私が今まで抱いていた “コーヒーの概念” のようなものが吹っ飛んでしまったのだ。
まぁ、よくよく味わえば「このあたりがコーヒーっぽさかな?」と思う部分が無きにしもあらず。ただ、どう考えてもコーヒーよりレモネード。
いってみれば、スイカは野菜に分類されるが味は果物に近いように、沖縄の与那国島は日本だけど本州より台湾の方が距離的に近いように、このアイスコーヒーも分類上はコーヒーかもしれないがレモネードの方が圧倒的に近い。
逆に言うと、透明なアイスコーヒーをアイスコーヒーだと思って買わないことが大事。たとえば、私はコーヒーと甘いものを一緒に食べるのが好きなので、今回も事前にクリーム系のパンを購入していた。
しかしながらそれは完全に誤算。「このアイスコーヒーにはもっと味の濃いものが合うよな〜」と、あとあと軽く後悔した次第だ。
では、一体何が「透明なアイスコーヒー」ともっとも合うのだろうか? 飲みながら考えを巡らせていると気づいてしまった。「透明なアイスコーヒー」のベストパートナーに。それは……
MacBook Airである。
スタバドヤラーの必須アイテム「MacBook Air」と透明なアイスコーヒーは無敵の組み合わせ。なんなら、「MacBook Air」はAppleがこのために製造したのかと思うほどに相性がいい。
さらに、「スターバックス リザーブ ロースタリー 東京」はセレブ感がハンパないお店で、ハリーポッターの城かと見間違うほどの雰囲気。つまるところ、ドヤラーにとっては最高の舞台が整ったと言える。
難点を言えば、あまりにもハマりすぎて逆に恥ずかしいことだが、ここで照れちゃいけない。せっかくのレアなアイスコーヒーなのだから、ドヤリたい人は思い切ってどうぞ。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 スターバックス リザーブ® ロースタリー 東京
住所 東京都目黒区青葉台2-19-23
時間 7:00〜22:00 ※社会状況によって営業時間が変わる可能性があるので、事前に公式サイトでご確認を!
参考リンク:スターバックス「ビバレッジ メニュー(STARBUCKS RESERVE® ROASTERY)」
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.