【は?】「かつや」が二郎みたいなヤバイ新商品を発売! なんと野菜マシマシも可!! 実際に頼んでみた結果 → レシートを見て愕然とした

ロケットニュース24

禁断の出会いとは、まさにこういうことを言うのだろう。俺たちの心のとんかつチェーン「かつや」が本日2022年6月3日、期間限定で新商品を発売したのだが、一言で表すならそれは “二郎インスパイア系カツ丼” であった。

ラーメン二郎と「かつや」……。何やらジャイアンとブタゴリラみたいな組み合わせであるが(悪夢じゃん)、いい意味で悪い予感しかしないため注文してみようと思う。もちろん、野菜マシマシで。

・かつや新商品

「かつや」新メニューの正式名称は『豚ハラミのスタミナ炒めとチキンソースカツ丼(税込759円)』だ。先ほど二郎の名前を出したが、別に両者がコラボしたワケではなく、あくまで合い盛りシリーズの新作という位置付けである。

さっそく注文しようとしたところ、メニューの下に気になる文字を発見した。『増し増し豚ハラミのスタミナ炒めとダブルチキンソースカツ丼(税込935円)』……だと? そう、なんとこの商品、プラス176円で野菜炒め増し増し&チキンカツをダブルにできるのだ! カツまで倍かよ!!

ならばということで、当然ここはヤサイマシマシカツダブルをコール。さて、どんなもんか? と待っていると……


これが思った以上に二郎だった。

・二郎インスパイア系カツ丼

丼を埋め尽くすように盛られたキャベツ&もやしの山、山、山。その横には味変用の辛味噌が添えてある。中の方までよく見えないのだが、どう考えても麺とスープが待機していないとおかしいルックスだ。さてはラーメンだなオメー。

しかし、箸で掘っても掘っても一向に麺には辿り着けない。というか、ご飯にも辿り着けない。何これ沼? さすがマシマシ、どこまで潜っても野菜の層から抜け出せねぇ。このまま地球の核に到達してもおかしくないだろう。

ちなみにその途中、ごろっとした豚ハラミが中からいくつも発掘された。野菜ばっかりで肉なくね? と思った方はどうか安心してほしい。ギュッとしたワイルドな噛み応えがグッドだ。

ただ、仮に肉がなかったとしても、野菜自体の味付けが超強力なので無問題であると思われる。「かつや」曰く塩ニンニクたれで仕上げたとのことだが、こんなにパンチの効いた もやしとキャベツは久々に食べたぞ。これだけで二郎本体の火力に匹敵するのではないか。

「かつや」流二郎インスパイア丼に圧倒される私(あひるねこ)。しかしこの後、予期せぬアクシデントが発生してしまう。

・急転

先述したように、私が今回注文したのは『増し増し豚ハラミのスタミナ炒めとダブルチキンソースカツ丼』だ。少なくとも私はそう思っていた。注文を取った店員さんも「はい、マシマシで」と言っていたはず。ところが、野菜をどけてみてビックリ。


チキンカツが1枚しかない。

・困惑

これは……どういうことなんだ。入れ忘れたのか? それともこれでダブルなのか? どっちなんだ? まあ……普通にミスかなぁ。どう見たってカツ1枚だしなぁ。いやー、どうすっかな……。

店員さんに伝えて別皿でカツを1枚持ってきてもらったところで、正直微妙ではある。なぜならすでに料理に手を付けてしまったからだ。それでは撮り直しができない。つまり現状手元にあるのは、野菜だけがマシマシになった不完全な丼の写真ということになる。

正しい商品の姿ではないため、こうなるともう、今日のところは出直すよりほかないだろう。後日改めて『増し増し豚ハラミのスタミナ炒めとダブルチキンソースカツ丼』を注文し、記事にしようと思います。

まあ出直さずとも、今から私がマシマシダブルを頼んで完食すればいい話なんだけど、それをやると「かつや」の店内で盛大にリバースし、社会的に死ぬ可能性があるため自重しておきたい。さすがにコイツを2杯は無理やで。残りの丼を片付けた私は、会計を済ませて店を出た……


の、だ、が。


・違和感

自動ドアを抜けた瞬間「あれ?」と思いレシートを見直したところ、そこに書かれた文字を見て私は愕然とした。税込759円……だと?

オーケー、話を整理しよう。私は935円のマシマシダブルを注文したつもりだったが、何かの手違いがあって、実際に出てきたのは759円の通常サイズだったワケだ。つまり野菜マシマシだと思って食べていたさっきの丼は……


実はノーマシマシだった。

・解決

なるほどなるほど、そりゃあチキンカツが1枚で来ますわ。だって通常サイズなんだから。マシマシダブルとして作ってないんだから。いやぁ、なんかすごいスッキリしたな。でも、あの量でノーマシマシってことは……

マシマシダブルを頼んだ日には、一体どんな化物が現れてしまうのだろうか? 想像しただけで胃がキリキリしてしまう。もしかすると今日の私は、とんでもなくラッキーだったのかもしれない……。

参考リンク:かつや
執筆:かつや者・あひるねこ
Photo:RocketNews24.

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