マスク生活で不便なことの1つに「相手の表情や感情が読み取りにくいこと」が挙げられる。以前よりもコミュニケーション上のすれ違いが起こりやすくなっているため、このままの生活が続けば人間関係のトラブルに発展する可能性だってあるだろう……。
そんな危機感を抱いた私は、こっそりAmazonで劇的に表情が読み取りやすくなるマスク(10枚セット998円)を購入した。レビューに「気持ち悪いと言われました」と書いてあったが関係ない。社内コミュニケーションを円滑にするために職場で配布することにした。
・表情がわかるマスク
長い商品名をコンパクトにまとめると「透明ウインドウクリアマスク 立体型 4層構造 前面が透明でくちの動きが見えるマスク くもり止め加工 マウスシールド 演劇 笑顔 障害 大人用 子供用 レディース メンズ 男女兼用 芸能人 幼稚園 保育園……」といった感じ。
要は「口の動きが見えるマスク」なのだが、いわゆるフェイスシールドや飲食店で見かけるマウスシールドよりも “ちゃんとマスクしている” のが特徴だ。開封すると……
マスクは1つ1つカラフルな小分けパックに入っていた。まるで北欧メーカーがデザインしたような雰囲気。とてもオシャレ。
一応、製造国を確認したら……
中国産でした。
それはさておき、会社に持っていく前にマスクの機能を確認しておく。パッと見はただの白マスクだが……
広げると「透明ウインドウ」の存在に気がつく。
これぞ令和的「社会の窓」と言っていいかもしれない。窓のおかげで口元や顔の表情がバッチリ確認できる仕組みだ。つまりマスク越しでも円滑なコミュニケーションが図れるってこと。
・会社へ
Amazon評価は1.3だが、きっと評価以上に実用性はあるだろう。期待に胸を膨らませて会社へ。出社しているメンバーにマスクを配って……
さっそく全員で付けてみた。
・変化が生まれる
するとどうだろう。オッサンたちに笑顔が生まれたではないか。相手の表情や感情がしっかり読み取れることでコミュニケーションが活発になり、職場はいつも以上に賑やかに。外で付けるには勇気が必要かもしれないが、社内で活用する分にはまったく問題ないと言える。
時間が経つと吐息で窓が曇ってしまうものの、つけ心地はそこまで悪くはない。むしろ「呼吸がしやすい」「ペタペタ口にくっつかない」など好評なくらいだった。ただ「これを付けて娘を迎えに行くのは無理」という声も。たしかに通報待ったなしのビジュアルでもある。
というわけで、チームや組織の絆を強めたい方に「透明ウインドウマスク」はかなりおすすめ。今さらマスクを外すのが恥ずかしい方は、同商品を使って段階的に口元をさらけ出してみてはどうだろうか。円滑なコミュニケーションは恥ずかしさを乗り越えた先にある。
参考リンク:Amazon「透明ウインドウクリアマスク」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
▼表情がわかる方が良いですよね