Appleデバイス向けアプリのサブスクリプションプランの値上げにあたってのユーザーへの通知ルールが変更になり、値上げがあっても原則として自動継続となることが明らかになった。
これは5月16日付でアプリ開発者向けに告知されたもの。従来はサブスクリプションの料金が値上げになった場合、通知を受けたユーザーが許諾した場合のみ契約が延長され、そうでなければ解除されるため、ユーザーがうっかり放置していても値上げ後の価格で自動継続されることはなかった。しかし今後はこれが改められ、特にユーザーの明示的な許諾がなくとも原則として契約が延長されるようになる。アプリ開発者がこの仕組みを悪用することがないよう、値上げが1年に複数回発生する場合や、値上げ幅が5ドル（年間では50ドル）もしくは現在の料金の50％を超える場合は従来どおりユーザーの許諾が必要になるとのこと。アプリ開発者からの通知やメールをチェックしていれば問題は起こらないはずだが、こうしたサブスクリプションプランを頻繁に試すユーザーは念のために注意しておいたほうがよさそうだ。