【潜入】「ビールが届くまで1時間半」「パスタは半生」と炎上中の『バルおそ松さん』にあえて行ってみた結果…

ロケットニュース24

あなたは現在進行形でインターネット界隈をザワつかせている『バルおそ松さん』をご存じだろうか? バルおそ松さんとはその名の通り、アニメ「おそ松さん」の期間限定コラボカフェのことである。

ざっくり説明するとオープン初日の『バルおそ松さん』では運営の不手際が多発し「ビールが届くまで1時間半」「パスタは半生」「頼んでいないアルコールが提供された」……などなど、現在進行形で波紋を呼んでいるのだ。

・運営は不手際を謝罪

2022年5月7日に東京は池袋にオープンした、バルおそ松さん。冒頭でもお伝えした通り初日は相当数の不手際があったようで、Twitterでは利用者による悲惨すぎるレポートが垣間見ることができる。

これを受け、運営は翌日の5月8日に謝罪。公式Twitterには以下のように記されている。


「ご来店いただきましたお客様には多大なるご迷惑、不快な思いをさせてしまい大変申し訳ございません。ただいま問題点の精査、改善に向けて至急関係各社様と協議を致しております」


記者という職業柄、開店初日の飲食店に出かけることは多いが、確かにオープン直後のオペレーションは見るに堪えないケースが多い。……が「ビールが届くまで1時間半」「パスタは半生」は流石にヒドすぎる。

とはいえ、このまま炎上が続くことはおそ松さんファンも望んでいないハズ。きっと運営サイドもこれだけネガティブな話題になれば、急ピッチで改善点を洗い出しているに違いない。信じているぞ、バルおそ松兄さん……!

・バルおそ松さんに潜入

というわけで、オープンから4日目の5月10日(火)のランチタイムに『バルおそ松さん』に足を運び、最新の運営状況を確認することに。果たしてビールは何分で届くのか? パスタは半生なのか? 興味は尽きない。

で、この日のロケーションは記者を含めてお客さんは2名だけ。合計5つの料理を注文し、タイムアタック形式でそれぞれの提供時間と共に所感を以下でお伝えする。


・バルおそ松さん定番ビール(700円): 1分02秒70

オープン初日は「1時間半かかった」といわれる生ビールはまさかの1分で到着! ざっと1時間29分も記録を更新する “快挙” と申し上げていいだろう。内容としてプレミアムモルツの香るエールなので余裕でウマい。これは期待できそうだ。


・兄弟の絆! カプレーゼ(1000円): 7分20秒53

ビールの到着からやや時間が空いて到着したカプレーゼ。とはいえこれくらい時間なら全く問題はない。味も感動するほどのウマさではないものの、この手のコラボカフェにしては上質な部類に入るのではないだろうか? ここまでは合格点を付けられる。


・まだまだ育ち盛りローストビーフ(1200円): 8分01秒73

カプレーゼとほぼ同着で登場したローストビーフ。これで「ビール + つまみ2品」が揃ったので、しばらくは時間は潰せるランナップが揃った。カプレーゼよりも味わいは好印象で、肉々しさはかなりのもの。余裕でオススメ。


・トッティの合コン勝負飯カルパッチョ(900円): 14分52秒84

そこはかとなく「おや?」的な空気が流れる中、到着したカルパッチョ。カプレーゼと比較して、そこまで製造工程の差があるとは思えないが、結果的には倍近くの時間がかかってしまった。味は普通に良き。


・カラ松ガールに捧げるペペロンチーノ(1300円): 20分10秒27

オープン初日は2時間20分かかったと言われるペペロンチーノは20分で到着。以前と比較すると2時間もタイムを縮めてはいたが、個人的な体感としては「ちょっと遅いかな?」という感じは否めない。なにせ客は記者を含めて2人だけなのだ。

ただし「パスタは半生」とも言われていたが、そこは全く問題なし。サイゼリヤのペペロンチーノと比較すると目玉が飛び出るほどお高いことはさておき、味は良好であった。それでもペペロンチーノで20分待ちは「普通」とは言い難い。


結果的にオープン4日目の『バルおそ松さん』は「オープン初日の混乱からは脱却した」といえるだろう。ただし、お客さんが記者を含めて2名しかいなかったにもかかわらず、ペペロンチーノが20分かかったことを考えると「混んだらヤバそう」とは率直に感じた次第だ。

また何度か触れている通り「平均的に味は良い」と申し上げていいのではないだろうか? 専門店の味とは言わないが、この手のコラボカフェにしてはかなりレベルは高いと感じた。それだけに提供時間の問題で炎上した件は残念でならない。

ざっと以上が、オープン4日目を迎えた『バルおそ松さん』の状況だ。記者の独断で申し上げるなら「だいぶ改善はされているが、混んだら結構ヤバいかも」というのが正直なところである。おそ松さん大好きっ子たちは、ぜひ参考にしていただきたい。

参照元:バルおそ松さん 、 Twitter@BAL_osomatsusan
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

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