映画界で相次いで明るみとなっているハラスメント問題を受けての対応で、安心できる環境づくりに努めるとしている。
「過度な身体的接触が起こらないよう配慮」など3点掲げる
俳優向けの有料映画学校「映画 24 区トレーニング」は2009年に開校した。
公式サイトによれば、これまでに170人の映画関係者を招き、300回の授業を開催、のべ1万3000人超が講座を受講した。
映画24区代表で映画プロデューサーの三谷一夫氏は5月1日、指導方針を見直すとウェブサイトで発表した。理由を「昨今、映画界を中心に起こっているハラスメント問題を真摯に受け止め、映画24区でもワークショップのこれまでの運営を反省し、見直し致しました」と説明する。
方針として「ハラスメント防止の徹底」を掲げ、(1)授業を担当いただく講師には、事前にハラスメント行為(暴言・威圧行為等)を行わない旨の宣誓書を提出いただきます(2)授業内では、講師による指導や、受講者同士の芝居において、過度な身体的接触が起こらないよう配慮致します。受講者には事前に芝居内容の詳細をお伝えし、ご理解いただいた上でご参加頂くよう致します(3)授業終了後の懇親会等は原則行いません。開催する場合は、弊社責任者が必ず同行致します(但し、未成年の参加は不可。事務所に所属されている方は事務所の許可が必要となります)――の3点を約束した。