独立行政法人情報処理推進機構(IPA)と一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会は、セキュリティ人材の発掘・育成を目的としたイベント「セキュリティ・キャンプ全国大会2022オンライン」および「セキュリティ・ネクストキャンプ2022オンライン」を、ともにオンラインで8月8日〜12日に無料開催する。現在、参加者を募集中で、エントリーの締め切りは5月16日。
「セキュリティ・キャンプ」は小学生〜大学生が対象
「セキュリティ・キャンプ全国大会2022」は、22歳以下の学生・生徒・児童を対象として、情報セキュリティ技術のほか、セキュリティ意識、モラルや法律遵守の意識、職業意識、自立的な学習意識の向上のための講義を行う。
募集人数は80人程度。参加希望者はウェブサイトの「応募要項」で応募条件を確認のうえ、エントリーと課題回答を行う。
応募条件には、規定の遵守のほか、必要なスペックを満たすPCを所有し、必要なソフトを使いこなせることなどが定められている。エントリーでは個人情報を入力し、参加を申し込む。
課題回答は、受講したいコースおよびクラスまたはゼミに対応した用意された課題がウェブサイトに用意されており、それに回答する。クラスやゼミの詳細はウェブサイトの「プログラム」で、課題は応募要項で確認のこと。
例えば、「専門コース」の「IoTセキュリティクラス」の応募課題には、「今までに作成したアプリ、Webサイト、プログラミング、電子工作など、自分が中心になって設計や開発をしたものがあれば、それらの製作物やその応用について詳しく紹介してください」といったものが設定されている。また、小中学生を対象にした「開発コース」の「ジュニア開発ゼミ」の課題には「フェイクニュースの特徴にはどのようなものがあるでしょうか?」といったものがある。
「セキュリティ・ネクストキャンプ」はセキュリティ・キャンプ修了者らが対象
「セキュリティ・ネクストキャンプ2022」は、セキュリティ・キャンプ全国大会修了生の次のステップとして、さらに高度な講義を行うイベントと位置付けられている。「セキュリティの多様なシーンに対応し、新たな脅威に先取りして備え、新たな価値を生み出していけるトップオブトップの人材、フルスタック・エンジニアと呼ばれる人材を発掘・育成する」ことを目的としており、対象は、セキュリティ・キャンプ全国大会の過去の修了生や、25歳以下の学生または未就業・未起業の人。募集人数は若干名としている。
今年のテーマは「基盤技術の魅力」とし、基盤技術に関するさまざまな学習材料に触れることで、基盤技術の魅力や面白さ、有用性を考える機会となっている。
応募方法は、セキュリティ・キャンプ全国大会と同様、ウェブサイトの「応募要項」を参照し、エントリーと課題回答を行う。
両イベントとも、参加希望者向けのメッセージや前回参加者のコメントがウェブサイトで公開されているので、参加検討時の参考にされたい。