『マイナポイント』というワードは、テレビCMなどの影響で急速に多くの国民が知るところとなった。かくいう私も「最近『マイナポイント』ってよく聞くよな」と感じていたが、詳細を調べるまでには至らず。だって……何となくメンドくさそうなんだもんな〜。
しかしそんなある日、ついに『マイナンバーカード』を作る必要に迫られた私は、区役所の交付窓口へ。そこでマイナポイントに関する説明を受けたワケなのだが……ちょっと「いい意味で想像と違いすぎていた」ので、ここに共有させていただきたく思う。
・まずマイナンバーカードを申請
なおマイナポイントとは 、マイナンバーカードを取得した消費者に対し、キャッシュレス決済サービスを通じて付与されるポイントの総称。要するに “マイナンバーカードを作れば” ポイント還元を受けられる、というものだ。
マイナンバーカードは現在『パソコン』『スマートフォン』『郵便』『まちなかの証明写真機』など、好みの方法で申請を行うことが可能となっている。スマートフォンで申請する場合、交付申請書のQRコードを読み取り、必要事項を入力し、自分で撮影した顔写真を登録すれば申請完了。待つこと1カ月……
自宅に届いた交付通知書(はがき)を持って窓口へ行けば、あっさりマイナンバーカードがゲットできる、という仕組みだ。コロナ禍初期は窓口が非常に混雑しているとの報道も見られたが、現在は多くの自治体で比較的スムーズに受け取りができるもよう。
あとは『マイナポイント』アプリにマイナンバーカードを読み込ませれば “マイナポイントの申込” が完了。少なくとも今んとこ、めっちゃカンタン!
・誤解してたよマイナポイント
ちなみに……私は当初、『マイナポイント』を “新しい決済アプリのようなもの” と勘違いしていた。「PayPay使えます」「Suica使えます」みたいな感じで、「マイナポイント使えます」と書かれたステッカーが街のどこかに貼られている……と思い込んでいたのだ。
しかし実際のマイナポイントは「既存のキャッシュレス決済サービスのポイントに変換して利用するもの」だった。言い換えればマイナポイントとは、どのポイントにでも変化する “ポイント界最強のワイルドカード” だったのである。
対象となるキャッシュレス決済サービスは『PayPay』や『楽天ペイ』などのQRコード決済、『Suica』『WAON』などの電子マネー、その他クレジットカードやデビットカード各種など。目ぼしいキャッシュレス決済サービスはほぼ網羅していると言っていいだろう。
自分の選んだキャッシュレス決済サービスでチャージや買い物をすれば、利用金額の25%分のポイントがもらえるしくみ。上限は5000円分なので「2万円使えば5000円もらえる」という認識でOKである。自慢じゃないが、私は生活費ほぼ全てをキャッシュレスで決済する女……
一瞬で5000円分のポイントゲットだぜ!!!!
同僚たちの羨望の眼差しが痛いッ!!!!
「めんどくさそう」という理由でスルーしていたが、フタを開ければメチャ簡単だったマイナポイント。そもそもマイナポイント自体が “マイナンバーカードの普及” や “キャッシュレス決済サービスの利用拡大” を目的に作られたものであるため、分かりやすい仕組みとなっているのも当然っちゃ当然だ。もっと早くやってみるべきだったな〜!
・さらに最大1万5000円分のポイントをもらえる
また現在進行中の『マイナポイント第2弾』では「マイナンバーカードの健康保険証としての利用申込みを行う(利用申込み済みも含む)」「公金受取口座の登録を行う」ことで、それぞれ7500円分のポイントの付与を受けることができる。
この2つは『マイナポイント第1弾』を利用した人も付与対象となるので、時期が来たら忘れず申請するようにしたい。どちらも今年6月ごろ申込み開始予定だ。
マイナンバーカードを必要とする場面は、今後ますます増えていくだろう。実際にカードを手にしてみると、多くの人が「マイナポイントがもらえなかったとしても、マイナンバーカードを作るメリットはある」と感じるはずだ。が、そこまでがなかなか難しいワケで……。
住民票やワクチンパスポートなどに利用でき、どんどん便利になるし、ポイントももらえるし、そうと決まれば今すぐ、その場で、マイナンバーカードを申請しちゃってみてくれよな!