「港区女子」のワードに代表されるよう、意識がメチャメチャ高いことで知られる東京都港区。その港区エリアのセブンイレブンで『アーモンドミルクラテ』(220円)が先行発売されている。
ザックリ言えば近年健康食として注目されるアーモンドミルクを使用したカフェラテであるが、そのお味はどんなものなのか? さっそく試してみたのでご報告したい。
・港区先行発売
店員さんによると『アーモンドミルクラテ』が先行発売となったのは港区エリアのセブンイレブンで「6月から全国販売の予定です」とのこと。まずは港区で先行発売をするあたり、セブンは意識が高い層を狙っているのだろうか?
なにせアーモンドは「ビタミンE」「食物繊維」「オレイン酸」が非常に豊富で、栄養価が高く美容や健康にいいと言われている……と、江崎グリコのホームページに書いてあった。そう、セブンのアーモンドミルクラテには、グリコのアーモンドミルクが使用されているのだ。
さて、セブンの『アーモンドミルクラテ』はカップにコーヒーを注いで作るタイプの商品で、過去に発売されていた「カフェラテ」とほぼほぼ同じ形状。パッケージを開けると氷と粒々のアイスが入ったお馴染みのビジュアルである。
・とにかくよく混ぜよう
で、購入したアーモンドミルクラテにコーヒーを注いでいたところ、店員さんから「とにかくよく混ぜてから召し上がってください」と2回言われた。店員さんとはいえ、他人が2回も同じ言葉を繰り返すなんて普通ではない。アーモンドミルクラテは「とにかくよく混ぜて」飲むようにしよう。
気になるお味の方はというと、甘さはかなり控えめで ほんのわずかな甘さはあるものの、コーヒーに牛乳を注いだカフェラテに近い味である。甘さよりはコーヒーの苦みの方が遥かに強かった。
もちろんアーモンドミルクが入っているため口当たりはマイルドだが「甘さ全面押しのラテ」ではない。控えめな甘さとほんのり香るアーモンドが印象的な「オーガニックな味」とでも言っておこう。少なくとも「スイーツドリンク」ではなかった。
・派手さ無し、さりげない味
やはりセブンの『アーモンドミルクラテ』は、健康志向を意識した商品なのだろう。さり気ない甘さと香りは、意識が高い人からは好まれるかもしれない。港区バイアスがかかっているにせよ、派手な印象は受けなかった。というか、これを毎日飲んでいれば自然と意識が高くなり “港区女子化” 待ったなしであろう。
一方で「アーモンドミルクラテがどれだけ体にいいのか?」といった内容は、もう少しアピールしてもいいのかもしれない。決してインパクトのある味わいではないうえ、価格も220円とややお高いため「体にいいなら……」という後押しが欲しいところだ。
近年、一気に市場を拡大しているアーモンドミルクではあるが、豆乳などと比べるとまだまだ知名度は低いハズ。意識の高さとは逆行するかもしれないが「こんなに体にいいんでっせ!」と露骨にお知らせしてくれた方が売れる……かもしれない。
というわけで、かなりさりげない味わいだったセブンイレブンのアーモンドミルクラテ。早めに飲んでみたい人は港区のセブンイレブンをチェックしてみよう。逆説的ではあるが『アーモンドミルクラテ』の良さがわかる人は港区女子度が高い……ハズだ。
参照元:セブンイレブン公式サイト 、 江崎グリコ
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.