これからご覧いただく記事の内容は、一言でいえば「くだらない」に尽きる。執筆者の私、P.K.サンジュンでさえ「しょうもないな」と重々感じている。だがしかし、我々は「くだらないを真剣に」を標榜するメディア。学びなど一切ないことを百も承知でご覧いただければ幸いだ。
さて、つい先日当サイトのプレスリリース宛にLINEから『好きなパンランキング』が送られてきた。それによると第1位が「サンドイッチ」だというではないか。……ぬ? というか、そもそもサンドイッチは『好きなパンランキング』にエントリーする資格があるか……?
・ある意味衝撃ランキング
まずはざっとランキングについて説明しておきたい。本ランキングはLINEリサーチが行ったもので、日本全国の男女を対象に4月12日の「パンの記念日」にちなんで「好きなパンの種類」について調査したという。で、結果は以下の通りである。
第1位: サンドイッチ
第2位: クロワッサン
第3位: ハンバーガー
第4位: カレーパン
第5位: 食パン
待て待て待て。
私が心の底からランキングに相応しいと思うのは「クロワッサン」と「食パン」だけ。ギリ「カレーパン」までだ。1位の「サンドイッチ」はもちろんのこと、3位の「ハンバーガー」も完全に戦うリングを間違えているとしか思えない。
・2000%反則
例えるなら素手で戦う総合格闘技の試合に、堂々と武器を持ち込んでいるようなものではないか? 私から言わせればカレーパンですらヌンチャク級の武器を持っているし、サンドイッチとハンバーガーに関しては銃を持ち込んでいるようなものである。
仮にサンドイッチがエントリーしたいなら、武器を置いて「食パン」になるべきだし、ハンバーガーは「バンズ」で勝負すべきだ。逆に言えばこの条件で2位に食い込んだ「クロワッサン」と5位の「食パン」は相当な猛者ともいえる。
おいおいおい、LINEリサーチさんよ。カレーパンは100歩譲って見逃そう。本来なら「メロンパン」「あんぱん」「クリームパン」あたりも含めて “好きな菓子パン・総菜パン” で戦うべきだが、ここは俺も大人になろうではないか。だがしかし、サンドイッチとハンバーガーは絶対に認められん!
・電話して聞いてみた
何故ならサンドイッチなら具の「ハム」や「タマゴ」が強いだけだし、ハンバーガーも「パティ」の絶対的なアドバンテージありきの結果である。LINEリサーチは何のつもりでサンドイッチやハンバーガーの出場を許したのか? これは問いたださねばなるまい。
──オウオウオウ、LINEリサーチさんよ! どういうつもりで好きなパンランキングにサンドイッチとハンバーガーを入れたんじゃァァアアア!!
「はい、今回の調査はあくまでパン全体をテーマにしておりまして、明確な基準を設けていないことはありました」
──そうじゃろがい! 5位の食パンの気持ちを考えんかい!! 素手やぞ!
「?? 仰る通りなんですが、ただ今回はコンビニ・スーパー・ベーカリー等で販売されているパンを全般的に対象とした関係で、サンドイッチやハンバーガーでもOKとさせていただいた次第です」
──ぐぬぬ。確かにパン屋でもサンドイッチは売っておる。
「はい、言い方を変えればそれだけパンが幅広く皆様に愛されている証拠ではないでしょうか。」
──ウマい! って、チクショォォォオオオオオ!!
ご覧のように「パンの明確な基準を設けていなかった」という箇所が誤解を招いた理由であろうが、仰る通りそれだけパンが幅広く愛されている裏返しとも言えるかもしれない。場合によってはLINEに食パンを100個くらい送り付けてやろうかと思ったが、今回はこれで納得するとしよう。
冒頭でもお伝えした通り、この記事はどうしようもないし、どこまで行ってもくだらない。……が「パンのランキングにサンドイッチが入っている事実」に真正面から立ち向かう男たちがいることも事実。サンドイッチとハンバーガー……、やっぱり反則だと思います。