グレンコ氏「維新議員がロシアの諜報活動」の衝撃?:一方の橋下徹氏は炎上継続中

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29日の参議院外交防衛委員会に、ウクライナ人の国際政治学者であるグレンコ・アンドリー氏を参考人として招聘しました。そこでの答弁が、国会に“激震”を走らせたそうです。

【有本香の以読制毒】「残念ながらあなた方の党に…」ロシアの諜報活動に国会〝激震〟 グレンコ氏の答弁、一言一句議事録に残してほしい
 参院の外交防衛委員会に29日、ウクライナ人の国際政治学者、グレンコ・アンドリー氏が参考人として出席した。各党議員からの質問に答える中には、当然、当事者らしい…

「残念ながらあなた方の党に…」ロシアの諜報活動に国会〝激震〟 グレンコ氏の答弁、一言一句議事録に残してほしい

日本維新の会の音喜多駿参議院議員が、

「わが国にはスパイ防止法やインテリジェンス機関がなく、スパイ活動に対して脆弱(ぜいじゃく)であることが課題だが、普段ロシアが行っている諜報活動について参考人が把握していることを教えていただきたい」

と質問したところ、

グレンコ氏は、個人的な意見と断ったうえで、

「残念ながらあなたがたの党にロシアの侵略を明らかに弁明している人がいるので、その人についてそろそろ考えた方がいいのではないか」

と回答し、有本香氏によると「音喜多氏の隣席にいた鈴木宗男参院議員が、飛び上がるようにして椅子から離れ、事務方に延々と何かを掛け合っていた」そうです。

この展開に、維新はどう対応するのでしょうか。議事録からの削除でお茶を濁すのでしょうか。

かつてから日本には取り締まる術がなく、諜報活動の無法地帯になっているといわれています。

そのため、日本当局はそのスパイの活動内容や所属まで特定しても、何もできません。

一方、民間人である橋下徹氏は、国際紛争の現地で活動していた篠田英朗外語大教授を「国民と接していない学者」と「いよいよ頭がおかしくなった」と断言。

こういう論法を、藁人形(ストローマン)論法というそうです。

地方政治とシビアな外交が混同されているようです。

安易な「政治的妥結」は国家が喪失します。国家がなくてもいいという短絡が、日本の戦後教育の成果かもしれません。

参議院議場 参議院HPより